兵庫ダービー @園田
2021年06月10日
*10日(木)園田 第11R『兵庫ダービー』 1870m 16:00発走*
今年の兵庫ダービーは4頭の混戦模様だと考えています。
菊水賞を勝ったシェナキング、兵庫ユースカップを勝ったサラコナン、どちらのレースも僅差2着だったエイシンイナズマ、そして前走シェナキングとタイム差なしの2着だったスマイルサルファー。
その中で本命にしたのはエイシンイナズマです。
ここまで4戦続けて2着で、展開的にちょっと運がなかったなという印象で。
3走前のJRA交流戦は、1枠1番で好スタートを切ってそのまま逃げるのかと思いきや、外から抜かれて内に押し込められてしまいました。
兵庫ユースカップも抜群のスタートで逃げるのかと思いきや、内から抜かれて2番手、勝負所でも早めに外から来られて苦しい展開になりましたが、そこからしぶとく粘り込んでクビ差2着。
菊水賞では2番手で折り合いをつけていたところ、パールプレミアが早めに並んで来て押し出されるように先頭、先行馬にはキツイ流れの中、半馬身差2着とよく食い下がりました。
タラレバは禁物ですが、あそこでちょっとこうなっていたら...というような展開が多く、特にここ2戦の重賞では一番強い競馬をしていると感じます。
道中スムーズに運べれば、ここで初重賞制覇もあるのではないでしょうか。
対抗はサラコナンにしました。
シビルウォー産駒で、道中あまり真剣に走らないけれどエンジンが掛かったらすごい脚、というお父さんを彷彿とさせるレースぶりが特徴です。
菊水賞では好位内目に付けていましたが、フワフワしている感じでこの馬らしい末脚が見られませんでした。
前走の兵庫チャンピオンシップで、速い流れの1870mを経験したというのは大きいと思います。
真剣に走れれば、上位争いは可能でしょう。
シェナキングはちょっと勝てないというレースが続いていましたが、吉村騎手に乗り替わって2連勝と一気に開花しましたね。
もともと末脚はしっかりしている上に、これまでよりも自在に脚を使えるようになった印象で、前走は前を行くマンテーニャの手ごたえが良く、早めに上がって行って、後ろから来るスマイルサルファーも封じて勝ち切りました。
厳しい競馬になったと思いますが、ダービーに向けてもとてもいい経験になったと感じます。
スマイルサルファーも決め手のある馬で、距離延長はプラス材料でしょう。
どこからエンジンが掛かるかがポイントで、前がやり合うような展開になれば強烈な差し脚がさく裂しそうです。
◎1、エイシンイナズマ
○5、サラコナン
▲6、シェナキング
△3、スマイルサルファー