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12/30ヤングチャンピオンシップ回顧

2008年12月30日

ホクショウバンク早くも重賞2勝目 

 30日(火)、今季から重賞に格上げされたヤングチャンピオンシップ(2歳、産地選抜)が行われ、3番人気に推された北見産駒代表ホクショウバンクが、トップハンデながら勝利。ナナカマド賞に続く重賞2勝目を挙げました。

 朝から雪が降り続いたこともあって、馬場水分は8.1%と高め。そのため道中は息がほとんど入らず、先行集団を形成した5、6頭が一団のまま、速い流れで進んでいきました。
 一瞬息が入って、真っ先に第2障害に挑んだのはタワノアヤカ。それを合図に各馬も登坂を開始しました。先頭で越えたのはタワノアヤカで、差なくホクショウバンク、アオノレクサス、キタノストロングがクリアする展開。
 混戦が予想されましたが、ホクショウバンクが残り30メートル標識の手前で一気に抜け出すと、あとは後続を寄せつけない走り。タワノアヤカも必死で追いかけますが、1馬身ほどの差は詰まらず、ホクショウバンクがそのまま先頭でゴールを果たしました。残り10メートル付近で脚いろが鈍ったタワノアヤカを、キタノタイショウが交わして2着。

 ホクショウバンクは前述のとおり重賞2勝目。馬場水分が高かったことでハンデ差が影響しなかったこともありますが、それ以上に地力の高さを感じさせる完璧な走りでした。能検1番時計の素質馬が順調に成長を遂げている印象で、今後も世代の中心馬として活躍してくれそうです。
 キタノタイショウは4連勝中の勢いを武器にここに臨み、期待どおりのレースを披露。しまいにきっちりタワノアヤカを差し切ったのは、やはり勢いのなせるわざでしょう。連勝こそ止まりましたが、引き続き目の離すことのできない1頭です。
 紅一点のタワノアヤカが3着。最後まで粘りきれなかったのは課題ですが、障害を先頭でクリアしたレースぶりは決して悪くありません。ナナカマド賞3着が示すとおり、牡馬に入っても見劣りしないスピードは魅力。重賞制覇のチャンスも十分です。

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鈴木恵介騎手「前走の北見産駒特別を勝ってからは、ここを目標にして体調を整えてきたので、勝ててよかったです。ここまで馬場が軽くなるとは思わなかったし、あまりペースが速くなっても辛いかなと思っていました。でも第2障害についたところでいい位置につけられたと思ったし、障害を下りればそのあとはきっちり歩く馬だから間に合うだろうと思いました。この馬のいいところを壊さないように育てていきたいですね」

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