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1/2帯広記念回顧

2021年01月04日

オレノココロが帯広記念4勝目

 1月2日(土)は重賞・帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のオレノココロが優勝。史上初、4度目の帯広記念制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.コウシュハウンカイ(920) 5.8
 2.ミノルシャープ(920) 15.8
 3.ソウクンボーイ(890) 48.1
 4.キタノユウジロウ(890) 7.2
 5.シンザンボーイ(890) 73.2
 6.オレノココロ(910) 1.9
 7.センゴクエース(900) 4.1
 8.メジロゴーリキ(900) 10.7

 16年、17年そして19年とこのレースを制しているオレノココロ。今季の重賞5戦は2着3回、3着2回ですが、そのぶん重量面で恵まれたことから単勝1.9倍の1番人気に支持されました。センゴクエースはオープンを3連勝するなど近走復調がうかがえるレースぶりで4.1倍と2番人気。18年、昨年とこのレースを2勝しているコウシュハウンカイ、力をつけている6歳馬キタノユウジロウが人気で続きました。

 第1障害を先頭で越えたのはミノルシャープで、コウシュハウンカイが続きトップハンデ2頭が先行します。中間点あたりで前2頭に並んできたキタノユウジロウが先頭に替わると、1番人気オレノココロも位置取りを上げてきます。わずかにオレノココロが先頭で、前4頭はほとんど差なく第2障害下に到達。ここまで91秒というペースでした。
 最後方のメジロゴーリキが第2障害に到達し、全馬が揃うとキタノユウジロウが最初に障害に仕掛けます。オレノココロも続きますが、差なく3番手で仕掛けたコウシュハウンカイが一歩一歩、力強くひと腰先頭で通過。少し離れてメジロゴーリキ、キタノユウジロウ、ミノルシャープ、オレノココロらが続きました。
 逃げ切りを図るコウシュハウンカイでしたが、徐々に脚色が鈍ると、メジロゴーリキとオレノココロが追い上げてきます。それでもコウシュハウンカイが粘り切るかと思われたところ、ゴール上で一杯に。メジロゴーリキとオレノココロが競り合ってのゴールは、オレノココロがわずかに先着。最後まで止まらずに歩き切ったキタノユウジロウが3着で、コウシュハウンカイは立て直されるも4着でした。

 勝ったオレノココロは、今季重賞6戦目で待望の初タイトル。また、この勝利で自身の持つばんえい競馬重賞最多勝記録を"25"に更新しました。年度末の大一番・ばんえい記念に弾みをつける勝利で、スーパーペガサス(03〜06年)に並ぶ、ばんえい記念4勝目への期待がかかります。

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鈴木恵介騎手「久々に重い馬場があたったかなと思います。900キロを超える荷物だったのでゆったりとした流れでした。オレノココロにとっては最高の馬場でした。オレノココロは降りてからの脚がある馬なので、障害をなるべく早く越せれば勝てるチャンスがあると思っていました。コウシュハウンカイが思ったよりゴール前までずっと粘っていたので、ギリギリ交わせるかなと思うくらいでした。今年度は悔しい2着ばかりとっていたので、帯広記念のBG1を獲れたので少しホッとしました。最高のコンディションを整えて(ばんえい記念)連覇できるように頑張りたいです」

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