今週の見どころ(12/2〜12/4)
2023年11月30日
12月3日(日)のメインには、ばんえいオークスが組まれています。近年の勝利は1・2番人気かブービー人気と極端な結果に終わっている3歳女王決定戦。昨年9番人気で勝ったダイヤカツヒメは、2歳シーズンの黒ユリ賞2着馬だっただけに、軽視されすぎだったといえるかもしれません。
なお同じ日の準メイン・十勝産駒特別が、12月30日に実施される重賞・ヤングチャンピオンシップの予選ラスト。十勝地区からは今年もすでにナナカマド賞馬ホクセイポルシェが出ており、ハイレベルな戦いが期待できます。
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【第17回開催4日目】
12月2日(土)のメイン第11レースには、三国山特別(A1級-1組・19:30発走予定)が行われます。
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前開催の羊蹄山特別では、4歳馬は、牡馬のホクセイウンカイ(3着)とヤマノコーネル(5着)だけでしたが、今回牝馬3頭が加わって、出走9頭中の5頭を占めています。
なかでも注目は◎ダイヤカツヒメ。休養を挟んで復活し、前走の4歳牝馬重賞・クインカップではトップハンデながら優勝争いを演じています。重賞後だけに100%の仕上がりではないかもしれませんが、最軽量705キロは有利で勝機があります。
○センリョウボスは、羊蹄山特別で2着。しかし勝ったのがコウテイ(27日のオープン・知床賞3着)だったことを考えれば、コンマ4秒差なら負けて強しでした。4歳が多いメンバーでも、重めの馬場ならベテランの経験が生きるでしょう。
▲ダイリンファイターは、今季初の735キロだった羊蹄山特別(馬場水分2.5%)6着。ただ、続けて同じ重量を使われたときは変わってくる戦歴。追走しやすい重めの馬場も歓迎のはず。
△ヤマノコーネルは、同条件(混合戦含む)2勝と実績上位です。羊蹄山特別は不発でしたが、形勢逆転可能な末脚には警戒したいところ。
【第17回開催5日目】
12月3日(日)のメイン第11レースには、第48回ばんえいオークス(3歳牝馬・19:30発走予定)が行われます。
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定量670キロで争われる3歳女王決定戦。牡馬相手の重賞・ばんえい菊花賞を使われていた2頭が有力でしょう。
◎ベニサクラは、10月の秋桜賞(3歳オープン)5着、ばんえい菊花賞6着。牡馬一線級相手で見せ場は少なかったものの、障害で崩れなかったのがなにより。両レースでは別の馬に乗っていた主戦の菊池一樹騎手が今回の鞍上なら上積みは大きいはず。
○スーパーチヨコは、秋桜賞ではハンデ差こそありましたが、ばんえい大賞典馬マルホンリョウユウと追い比べの末2着。ばんえい菊花賞も同じような展開になったものの、ゴール前で転倒し9着でした。ただ同じような敗戦は過去にもあり、気持ちで走るタイプなのかもしれません。2歳シーズンに続く女王の座獲得も十分。
▲ルイズが、近10走で馬券に絡めなかったのは、鈴木恵介騎手が乗れなかった秋桜賞4着だけ。それもゴール前まで3着争いを演じてのものと見どころがありました。牝馬同士なら互角です。
△ミュウは、2歳シーズン女王決定戦・黒ユリ賞の3着馬。障害での崩れが少ないタイプで重量増もこなせるでしょう。
【第17回開催6日目】
12月4日(月)のメイン第11レースには、十勝岳特別(A2級-1組・19:10発走予定)が行われます。
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前走が摩周湖特別(A2級-1組)だった5頭と、B1から昇級初戦の5頭が争います。
注目は昇級初戦でも◎ホクセイタイヨウ。11月のばんえい菊花賞2着の実力馬で、前走B1級-1組の特別戦は賞金ハンデ10キロ増でしたが、2着ジャパントップ以下を突き放す快勝でした。A2初戦が1組ですが、3歳は今年いっぱい古馬相手の特別戦では20キロ減があることで、平場戦より有利なハンデで戦えます。相手は強くても連勝を期待します。
既存のA2級馬では、4歳の○テッチャンと▲ジェイホースワンに期待。ともに摩周湖特別を含め、A2級-1組の特別戦(混合戦含む)で複数回の3着以内があります。昇級初戦の5頭中4頭は同じ4歳馬だけに、ここは経験の差が出そうです。
△ジャパントップは、昇級初戦の4歳馬ですが、2走前の夕刊フジ杯(A2・B1級混合)で勝ち馬テッチャンから4秒1差の4着に健闘。コンマ9秒先着された3着ジェイホースワンより、脚いろでは完全に上回っており、力差はさほどないはず。