12/30ヤングチャンピオンシップ回顧
2023年12月31日
釧路産駒ライジンサンが制す
12月30日(土)には重賞・ヤングチャンピオンシップ(2歳、産駒特別選抜)が行われ、単勝2番人気のライジンサンが優勝。障害6番手から勢いよく抜け出し、2歳シーズン二冠目を制しました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
1.アヤノダイマオー(600) 2.1
2.ウルトラコタロウ(600) 4.5
3.トカチヒロ(590) 20.8
4.クリスタルイプセ(580) 88.8
5.ディーホワイト(590) 59.3
6.グランドスターダム(600) 7.2
7.ミチシオ(600) 41.9
8.ライジンサン(600) 3.6
9.コトブキテンザン(600) 27.1
10.フレイムファースト(600) 34.3
ナナカマド賞馬ホクセイポルシェが不在で混戦模様。1番人気に支持されたのはナナカマド賞、十勝産駒特別ともに2着のアヤノダイマオーで単勝2.1倍。釧路産駒特別、2歳A級-1組と連勝中のライジンサンが3.6倍で2番人気。十勝産駒特別でアヤノダイマオーを下しているウルトラコタロウが4.5倍の3番人気で続き、南北海道産駒特別2着で、前走はアヤノダイマオーと差のない3着だったグランドスターダムが7.2倍で4番人気となりました。
ディーホワイトが第1障害を勢いよく最初に越え、グランドスターダム、ウルトラコタロウ、アヤノダイマオーが追走。果敢に逃げたディーホワイトが後続を引き離したまま前半36秒というハイペースで第2障害下に到達します。
2番手以下が続々と第2障害下に揃うなか、息を入れたディーホワイトが最初に仕掛けるとそのままひと腰でクリア。ウルトラコタロウもすんなり障害を越え、トカチヒロ、グランドスターダム、フレイムファースト、ライジンサンと続きます。
ディーホワイトにトカチヒロとウルトラコタロウが並びかけようとしたところ、一気の脚で追い上げてきたライジンサンが、残り30メートルあたりで並ぶ間もなく抜き去るとそのまま後続を引き離し、追ってきたフレイムファーストを振り切って先頭でゴール。3着にはウルトラコタロウが入りました。1番人気アヤノダイマオーは障害9番手から一旦は追い上げましたが9着でした。
勝ったライジンサンは、一冠目のナナカマド賞は6着でしたが、今回は目の覚めるような脚を披露し初のタイトルを獲得。これで3連勝と充実しており、三冠目のイレネー記念にも期待がかかります。また、管理する大河原和雄調教師は開業6年目でうれしい重賞初制覇となりました。
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鈴木恵介騎手「障害もいいですし、降りてからの脚もあるので道中置いていかれないようにと考えていました。ある程度思った通りの位置が取れたので、上手くいったら勝てるかなと思っていました。馬の能力が良いのかなと思います。(三冠目のイレネー記念も)頑張ります」