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10/13ナナカマド賞回顧

2024年10月15日

キョウエイエースが2歳一冠目制す

 10月13日(日)には重賞・ナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、障害を先頭で越えた単勝1番人気のキョウエイエースが、一旦は2番手通過のスーパーシンに交わされたものの、ゴール前でとらえ2歳シーズン一冠目を制しました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.アバシリタカラコマ(570) 25.9
 2.サッコ(550) 34.9
 3.ウンカイマジック(550) 31.2
 4.アルイテイコウ(570) 22.5
 5.スタージャガー(570) 8.0
 6.スーパーシン(570) 2.9
 7.アグリホープ(570) 23.9
 8.キョウエイエース(580) 1.7
 9.ヤマノドラゴン(570) 50.9
 10.シンザンパワー(570) 58.2

 前哨戦ともいえる2歳牡馬オープンの青雲賞を快勝したキョウエイエースが、他の牡馬より10キロ重いトップハンデ580キロながら単勝1.7倍で1番人気。青雲賞2着のスーパーシンはキョウエイエースとともに出走メンバー最多の4勝という実績で2.9倍の2番人気で、2頭に人気が集中。デビューから3連勝を挙げ、青雲賞では4着だったスタージャガーが8.0倍での3番人気で続きました。

 第1障害はキョウエイエース、スーパーシン、スタージャガーと上位人気3頭がほとんど同時に越え、アグリホープも差なく続きます。位置取りを上げたアルイテイコウが一旦抜け出す場面もありましたが、前はほとんど横一線で進み、ヤマノドラゴンも加わった6頭がほとんど同時に第2障害下に到達。前半は52秒というペースで流れました。
 第2障害にはスーパーシンが最初に仕掛けましたが、連れて仕掛けたキョウエイエースが先頭でクリア。スーパーシンは差のない2番手で、アグリホープとスタージャガーがほとんど同時に3、4番手で通過して後続はやや離れます。
 障害を降りた勢いでスーパーシンがキョウエイエースを交わして一旦は1馬身ほど前に出ます。しかし残り10メートルからスーパーシンの脚色が鈍ると、最後まで懸命に歩を進めたキョウエイエースがゴール前できっちりと差し切って勝利。スーパーシンはコンマ4秒差の2着で、人気2頭の決着。後続は離れ、障害6番手からじわじわと脚を伸ばした9番人気のヤマノドラゴンが3着に入りました。

 キョウエイエースはトップハンデを克服しての勝利で、19年キョウエイリュウと兄弟でのナナカマド賞制覇となりました。二冠目・ヤングチャンピオンシップの出走権を得るには産地特別で2着以内に入る必要があり、同じ十勝産駒のスーパーシンと再度の対戦となりそうです。

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菊池一樹騎手「正直に嬉しいです。兄がキョウエイリュウということもあって本当に素晴らしい馬だと思います。反応の鋭さとスピードがあり、真面目で行きたがってすごいです。今日は馬場が本当に重たかったので、第2障害で失敗しないように気をつけました。重量も関係なく今日も素晴らしい手ごたえでした。(第2障害越えてからは)ハンデ差があったので正直負けるかと思いましたが、最後に相手が詰まってくれたのはラッキーでした。これからもハンデを背負っていく立場だと思いますが、この世代のトップに立ちたいと思うので一生懸命頑張ります」

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