10/27北見記念回顧
2024年10月28日
格の違いを見せメムロボブサップ
10月27日(日)には重賞・北見記念(3歳以上オープン)が行われ、メムロボブサップが障害先頭から後続を引き離す圧勝劇で、断然人気に応えました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
1.コウテイ(850) 12.4
2.アオノブラック(850) 5.8
3.ゴールドハンター(850) 78.6
4.クリスタルコルド(860) 20.3
5.コマサンエース(860) 32.1
6.インビクタ(860) 13.4
7.メムロボブサップ(880) 1.2
8.カイセドクター(850) 87.5
メムロボブサップは前走岩見沢記念も圧勝して今季6戦6勝。今回は重量差が最大30キロに広がりましたが、単勝1.2倍の断然人気に支持されました。北見記念4連覇を狙うアオノブラックは、近2走が案外でしたが5.8倍で2番人気。旭川記念2着好走があるコウテイが12.4倍。岩見沢記念2着など今季は安定した成績のインビクタが13.4倍で続きました。
第1障害はゴールドハンターが先頭で越えましたが、インビクタ、コウテイ、メムロボブサップらが交わして先行。コマサンエース、クリスタルコルドも続きます。規定重量850キロの高重量戦で、各馬じっくり息を入れながら第2障害を目指します。中間点を過ぎたあたりではややばらけた展開となり、前はインビクタとコウテイが入れ替わりながら進み、メムロボブサップも差なく追走。わずかにインビクタが先頭で第2障害下に到達。前半は83秒かかりました。
第2障害ではまずインビクタが仕掛けましたが、途中でヒザをつく間にメムロボブサップがすんなりとひと腰先頭で通過。コウテイが離れた2番手でクリアし、さらにやや離れてコマサンエースが3番手。そのうしろは障害で苦戦します。
メムロボブサップはトップハンデをものともせず徐々に後続を引き離すと脚色衰えることなく押し切って圧勝。コウテイは24秒7もの差がついて2着。コマサンエースが3着に入り、障害通過順での決着。2番人気のアオノブラックとゴールドハンターは第2障害を越えられず競走中止となりました。
勝ったメムロボブサップはこれで今季7戦7勝とし、重賞は通算20勝。北見記念は昨年2着に続く2度目の挑戦で初制覇。これで主要古馬重賞完全制覇へ、残すは帯広記念のみとなりました。
成績はこちら
映像はこちら
阿部武臣騎手「岩見沢記念の後、涼しくなってきたので、その時より状態が良くなってきたと思います。馬場が重たいので十分に息を入れて、第2障害を上手く降りれば差されることはないと思っていました。(障害も)いつもと一緒で良いかかり具合でした。(後続を突き放して)余裕を持てたので良かったです。(今季7戦7勝)良く頑張ってくれていると思います」