今週の見どころ(11/8〜11/10・11/9 クインカップ)
2025年11月06日
ばんえい十勝は今週からの7週間(12月20日〜22日の開催まで)は土日月の3日間での実施。11月8日(日)のメインにはクインカップが組まれています。4歳女王決定戦ですが、クラス別定重量のばんえいグレードBG3重賞となっています。前哨戦の4歳牝馬オープン・紅バラ賞は重賞勝ちがあったカフカが3着(同着)、スマイルカナが5着、4歳シーズン三冠第2弾の銀河賞で牝馬として最先着の3着だったスカーレットも2着と敗れました。勝ったのは2歳シーズンの黒ユリ賞2着馬クリスタルイプセ。最後の世代限定の牝馬タイトルをめぐる争いは意外と混戦かもれません。
なお今週より本走路のヒーティングが稼動され、ゴール前の砂障害が撤去された馬場となります(詳細はこちら)。
【オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…10万5,490円
5重勝単勝式…なし
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【第16回開催1日目】
11月8日(土)のメイン第11レースには、暑寒別岳特別(B2級-1組・20:00発走予定)が行われます。
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前開催にB2級-1組・端野峠特別、B1級混合の能取湖特別、3歳重賞・ばんえい菊花賞を使われていた馬の対戦です。本走路のヒーティングが稼動し、ロータリーハローがけもされた馬場ということで前週までとは違ったタイプが活躍する可能性はありそうです。
◎マルホントーマスは、B2昇級後、1組の寒露特別2着から能取湖特別を勝利し目下6戦連続連対。若い4歳で馬場対応は未知数ですが、今季初戦では975キロだった体重が前走では1033キロまで増えており、こなせるほうに期待します。
○ウンカイダイマオーは、3世代でも屈指の障害巧者。ばんえい菊花賞は軽い馬場に加え、軽量馬ホクセイテンリュウに先手を取られて、思うようなレースではありませんでしたが、それでも4着と崩れず。ここは軽ハンデを生かします。
▲ヤマノキングは、能取湖特別では3着でしたが、馬場が重かった6〜8月ごろに活躍。若い4歳ですが障害巧者で、時計がかかる馬場への適性は感じられます。
△サカノハマナカは、端野峠特別が8番人気で2着。特別戦には約1年3カ月ぶりの出走で好結果を残しました。前走より若馬が増えますが、馬場が変わって流れが落ち着けば再び末脚の出番があるかもしれません。
【第16回開催2日目】
11月9日(日)のメイン第11レースには、第50回クインカップ(4歳牝馬・20:00発走予定)が行われます。
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クラスハンデのみで重量差がつきます。4歳牝馬オープン・紅バラ賞のほぼ再戦ですが、5着◎スマイルカナの巻き返しに期待。2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスとも制したこの世代の女王。ばんえいオークス後は未勝利ですが、今回は絶対能力の差がモノをいう重量増での戦い。20年ジェイカトレア以来となる世代牝馬重賞全制覇に期待します。
ジェイカトレアの前年にもミスタカシマが同じ偉業を達成しています。その世代はアフロディーテとの二強が牝馬戦線を牽引しており、今年のスマイルカナとカフカに被るものがあります。相手はばんえいオークスの2着馬○カフカです。
前哨戦・紅バラ賞2着▲スカーレットは、4歳シーズン三冠の銀河賞が重賞初挑戦で3着だったように、注目の上がり馬。
紅バラ賞1着△クリスタルイプセ、カフカと同着の3着だった△オオネガイキンヒメは、黒ユリ賞でスマイルカナの各2、3着のキャリアがあり、侮れないものがありそうです。
【第16回開催3日目】
11月10日(月)のメイン第11レースには、ピヤシリ特別(A1級-2組・20:15発走予定)が行われます。
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A1級単独では珍しい2組の特別戦で、難解なメンバー構成です。
9頭中6頭が使われていた10月18日の十勝フードトラック協会記念(A1・A2級混合)の結果を信頼するなら、注目はメンバー最先着の3着◎ミチシオ。約8カ月の長期休養から復帰後、8、7着から前進しての3着だけに好感触ですが、前走2組の平場戦で見せ場に乏しかったのは気になるところ。
○ホクセイウンカイは、前走A1級-1組の特別戦では流れに乗れず9着でしたが、勝ち馬が破竹の進撃を続けるトワイチロでは仕方ない面もありました。十勝フードトラック協会記念ではミチシオに差されて4着でしたが、展開次第では逆の結果も。
▲コマサンブラックは、23年の帯広記念で3着があるように実績上位。十勝フードトラック協会記念6着、2組平場戦4着ですが、ともにスピード勝負になったことを考えればむしろ健闘といえます。
△ブラックサファイアは、2組平場戦を1番人気にこたえて勝利。軽馬場の平場戦と条件が揃っていましたが、久々に勝利を挙げた勢いは見逃せません。