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3日メインは岩手一冠目・ダイヤモンドカップ。焦点はフレッチャビアンカvsグランコージー

2020年05月02日

 3日は岩手クラシック一冠目「第40回ダイヤモンドカップ」(水沢1600m)。すでに報告済みだが、昨年の東北優駿→ダイヤモンドカップの実施日が逆になった。

おそらくこれが岩手クラシックの最終形態。勝ちそーチャンネルで紹介したとおり、JRAと比較が非常にしやすくなった。

データで昨年まで該当するレースは「やまびこ賞」だが、基本舞台が盛岡ダート1800m。今回は水沢1600mで行われるため、同じ条件で実施したトライアル・スプリングカップが直結する一戦になるに違いない。

まずはスプリングカップを振り返ってみたい。逃げたのはマルケイヘイロー。2番手にフェイドハード、3番手外にエネルギヤ。

圧倒的1番人気に支持されたフレッチャビアンカは前半もたつき気味で7番手を追走。前哨戦・奥州弥生賞では3番手インをキープしたが、あまり行く気が感じられなかった。

それでも2コーナーを過ぎると、ようやくエンジン全開。ひとまくりを決め、4角先頭。あとは奥州弥生賞と同様、後続を一気に突き放し、2着マルケイヘイローに6馬身差をつけてゴールした。

今回の追い切りでも気難しい面をのぞかせたそうだが、実戦になると一変のタイプ。転入2戦とも内枠に入ったが、今度は外目9番枠。これがどう影響するかだが、行き脚ついてからのシャープな伸びがフレッチャビアンカの持ち味。3連勝で岩手一冠目を手にするか注目。

グランコージーは2歳時に若駒賞を制し、ベルシャザール産駒の重賞勝ち第一号。また2歳新馬戦の勝ち馬でもあり、6戦5勝で2歳最優秀馬に選ばれたように"一番"が大好き。また貴重な青森産馬も引き付ける。

昨年のローテーションを振り返ると芝ダートでデビュー2連勝を飾り、ダート重賞・ビギナーズカップはもらったも同然だったが、2連勝直後に放牧。

帰郷後はさらにパワーアップし、4連勝で若駒賞を優勝。2歳No.1を確定させた。南部駒賞は激戦区・北海道勢が相手。

「できれば逃げたくなかった」(櫻田康二調教師)が、押し出される格好で逃げの手に出て直線一杯8着。初めて敗戦を味わった。

続く寒菊賞は南部駒賞の痛手と初の水沢コースが不安材料だったが、まったく問題にせず完勝。むしろ右回りの方が合う印象を与えた。

年明け1月2日、3歳重賞・金杯が控えていたが、見向きもせずに再び休養。放牧先でリフレッシュ、乗り込みを消化して南関東へ移籍。羽田盃トライアル・クラウンカップへ臨んだ。

レースリプレイを観ればわかると思うが、外枠と4ヵ月半ぶりの実戦も影響して後方12番手からを追走。未経験の位置取りとなったが、直線でマズマズの伸びを披露して6着。相手関係を含め、グランコージー自身には貴重な経験となった。

 直後に岩手へ移動。レース間隔は詰まったが、冬場にたっぷり休養を取り、叩き2戦目の良化は疑いなし。ここは2歳最優秀馬の勲章を見せつける局面となる。

リュウノチョッパーはJRAブリーズアップセールで1026万円で落札されたオーナーの期待馬。中央未勝利に終わったが、3着1回4着3回。

スタートに課題がありそうだが、尾っぽを取ることができる地方なら互角のスタートを切れる可能性大。いい脚を長く使えるし、中央のスピードを考えれば好位キープもできるはず。アッサリ首位まで。

サンエイキングダムは昨年1勝のみとどまったが、今季初戦を1秒7差で圧勝。体も大きくなり、成長の跡がはっきり。メンバーは相当骨っぽくなったが、ここで好勝負できれば将来も約束された。

レールガンは中央2戦0勝から岩手入り。移籍2戦目の850m戦で初勝利をあげ、年明けの3歳B2戦で豪快なまくりを決めた。

重賞・スプリングカップでも勢いを買われて4番人気に支持され、結果も3着。とにかく末脚の伸びがすばらしい。ハイペースなら直線台頭。

笠松から再転入ナーリーは金杯2着の実績からスプリングカップ2番人気に支持されたが、中団から伸びひと息で8着。パワー勝負の砂に課題を残した一戦だった。好走条件は雨で馬場が締まって高速決着になったとき

◎(9)フレッチャビアンカ
〇(8)グランコージー
▲(7)リュウノチョッパー
△(5)サンエイキングダム
△(1)レールガン
△(3)ナーリー


<お奨めの1頭>
1R ラスボス

転入戦3着は休み明けに加え、出遅れも痛かった。ひと叩きされて本領発揮。順当に初勝利を飾る

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