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17日メインは北海道、岩手の2歳交流・知床賞。期待のパイロ産駒ゲブレセラシエが重賞制覇に王手

2021年10月16日

 17日メインは「第12回知床賞」(盛岡ダート1400m)。創設は2009年。ホッカイドウ競馬、岩手競馬の人馬交流を目的に1年ごとに持ち回りで実施。門別開催は岩手山特別、岩手開催は知床賞の名称で行われた。

第1回知床賞(水沢)優勝ダンストンルティー、第2回(盛岡)アスペクトと岩手勢が2年連続制覇。岩手山特別は休止し、第3回から知床賞は重賞へ格上げされたが、北海道勢が優勝を独占。第10回まで8年連続で北海道勢に軍配が上がってきた。

昨年はゴールデンヒーラーが優勝。重賞へ格上げされ、初めて岩手勢が優勝したが、ゴールデンヒーラーは別格。2歳時にはほかにグランダムジャパン2歳・プリンセスカップも制し、今年は牡馬クラシックへ挑戦。ダイヤモンドカップ2着、東北優駿(岩手ダービー)4着、不来方賞2着と牡馬とも互角の勝負を演じてきた強豪。知床賞優勝も振り返れば当然と言えた。

では今年の岩手2歳は例年に比べてどうか。リュウノシンゲンは三冠達成はならなかったが、ダイヤモンドカップ、東北優駿の二冠を獲得。不来方賞はマツリダスティールが圧勝したが、今年は総じて小粒。やはり北海道優位と見るのが妥当だろう。

ゲブレセラシエは父がパイロで、祖母は中央3勝、母父スペシャルウィーク。北海道サマーセール2020で2150万円(税込 2365万円)で落札された期待馬。

ただ気性面にも課題があったようでデビュー戦のスーパーフレッシュチャレンジ(門別1700m)は向こう正面で戦意喪失して1着馬から10秒7の大差しんがり負け。

2戦目は0秒1差2着にまとめ、3戦目は1番人気に支持されたが、気の悪さを出して4着。続く2戦も連続2着にとどまったが、6戦目でようやく初勝利。これでひと皮むけたと解釈して間違いない。

前走は感冒のために出走取り消しをしたが、レース間隔が開いたのは逆に好材料。初輸送、初の左回りなどパイロ産駒に不安点は少なくないが、普段どおりのレースができれば順当勝ちを収める可能性が高い。

マックスレジェンドはダノンレジェンドの2年目産駒。デビュー戦の門別1600m戦で逃げ切りを決めた。その後は3着が最高だが、前走・サンライズカップでは4コーナー手前で行き脚をなくす不利。大差負けも仕方なしだった。

これで評価ダウンは禁物。北海道で厳しい競馬を経験したことが今回の知床賞へ生きるのは確実。2勝目が重賞制覇の可能性も十分ある。

 
 リュウノガルシアはアメリカで大成功を収めているウォーフロントの子どもアメリカンペイトリオットの初年度産駒。デビュー戦の水沢850mは3着に終わったが、2戦目の盛岡1200mを7馬身差で圧勝した。

以降は入着止まりを繰り返しているが、中身は上々。ビギナーズカップ3着、前走・若駒賞では2着を確保した。いわゆるじり脚タイプで決め手に欠ける面はあるが、差し脚堅実。仮に交流戦特有のハイペースになった際には突き抜ける可能性がある。

サンエイブレーヴは馬券対象から外れたのは3走前4着のみ。1勝3着3回、若駒賞でも3着と崩れないのが持ち味。今回は大外枠に入り、無理してポジションを取ることがなく、自分の競馬に徹すれば上位を確保できる。

フタイテンロックはデビュー戦から3、2、1着と着順どおり実戦を使われながら成長。元々、馬格の良さには定評があり、重賞初挑戦でも目が離せない。

グリーンジェイドは未勝利と詰めが課題だが、相手なりに駆ける堅実派。前がもつれれば台頭できる。

◎(5)ゲブレセラシエ
〇(2)マックスレジェンド
▲(9)リュウノガルシア
△(12)サンエイブレーヴ
△(8)フタイテンロック
△(10)グリーンジェイド


<お奨めの1頭>
1R クロマツミッチー

東京ダート1600m1分40秒0の持ちタイム。格付けに恵まれたのは明白

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