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第1回ネクストスター盛岡/未来への切符はフジユージーンが掴む!

2023年10月03日

 10月1日に行われた3歳馬の地方競馬全国交流重賞、今年で最後となる『ダービーグランプリ』は単勝1.1倍の圧倒的な1番人気に支持されたミックファイアが優勝。デビューから無敗の"四冠"を達成する強さを見せつけてダービーグランプリの最後の勝者にその名を刻み込みました。

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 逃げると思われた北の三冠馬・ベルピットが出遅れて控える形の競馬に。これを見てミックファイアが自らハナに立ってレースを引っ張る展開になりました。
 そのミックファイアをマークしていたマンダリンヒーローが仕掛けたのが3コーナー。追いついていったというばかりか馬体が並び、そしてマンダリンヒーローが前に出ようという勢い。その攻防がビジョンに映し出されて場内は大歓声。そのままなだれ込んだ直線も一進一退の激闘が続いてレースはヒートアップするばかり。
 2頭並んだ追い比べも、しかし残り200mを過ぎてミックファイアがジリっと引き離したところでついに決着。マンダリンヒーローの、そして最後追い上げてきたベルピットの追撃も及ばず、ミックファイアが四冠達成のゴールを駆け抜けました。



 ところでダービーグランプリが「今年で最後」なのは昨年11月に公表された『全日本的なダート競走の体系整備』による3歳路線の大改革の影響によるものです。
 3歳馬のクラシック路線を大井競馬場での三冠路線に集約、その他の地区の3歳戦はそのクラシック路線に向かう前哨戦にと整理されます。
 岩手競馬では、不来方賞がダートグレードJpnIIになり、そして"地方競馬3歳馬の頂点"を競おうというダービーグランプリは、その役目を終えて歴史に幕を閉じる・・・という事になりました。
 一方、2歳戦線はそれに先立って、来年からの3歳路線へと進む道筋が作られます。それが「ネクストスター競走」。1着賞金1000万円の"重賞級認定競走"に与えられた名称で、南関東地区や2歳グレードレースを除けば抜きん出て高額と言える1着賞金をもって将来の路線選択の幅を拡げようという位置づけになります。

 10月3日のメインレースは岩手で行われる『ネクストスター盛岡』ダート1400m。ここまで金沢と佐賀で実施済みで岩手は3番目の開催になります。岩手の中では、ネクストスター盛岡→南部駒賞のラインがメインストリームになると思われます。2歳路線だけでなく来年の3歳路線へ向けてどの馬が飛躍のきっかけを掴むか?また直近の目標としてはホッカイドウ勢と渡り合える馬が登場するかどうか?に注目。

 このレースの本命は(2)フジユージーンです。
 ここまでデビューから3戦3勝、前走の重賞ビギナーズカップを含めていずれも地力の違いを見せつける完勝でした。
 2戦目では「好きなように走らせたらあまりにも好きなように走りすぎた(村上忍騎手)」と言いつつ圧勝。3戦目の前走は「砂を被るような競馬をさせてみようとしたら戸惑ったみたい(村上忍騎手)」と、ちょっともたつくようなところを見せながらも結果は完勝。要はまだまだ成長途上でありながらこれだけ強い、という事。ここも歯ごたえある馬たちが相手ですが、先々への期待度を思えば通過点としてほしいところ。

 対抗は(4)カリフィアとしました。トレーニングセールでの高額取引馬という話題が先行しましたが新馬戦優勝、二戦目の認定戦でも距離延長に耐えて2着と、力があるところは示しました。恐らく本来は短距離向き。そんな気性でもあるとは思いますが前走の健闘ぶりを評価しての○。

 三番手は(6)エイシンコソンテ。門別で新馬勝ち、その後も悪くない競馬をしていただけに前走ジュニアGPでの3着もさほど不思議ではありません。このメンバーであれば上位の期待をかけて当然でしょう。

 以下はまず(8)ミヤギシリウス。先の水沢開催は時計が速い傾向が続いたので持ち時計自体は過大評価ができませんが、デビュー戦の結果も含め水準以上の力はあるとみていいはず。(7)コンバットスプーンは前走・前々走の結果からの比較で◎とはちょっと差がついている印象は否めず。とはいえそれ以外とならそれほど大きな差はないと考えます。

●12Rの買い目
馬単(2)→(4)、(2)→(6)、(2)→(8)、(2)→(7)

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