先週のレース回顧、次走へのメモ。8月25日、「第26回ジュニアグランプリ」
2024年08月30日
8月25日(日) 「第26回ジュニアグランプリ」(2歳・地方競馬全国交流 盛岡ダート1600m)
戦前の予想どおり外枠からクリムゾンジュエルが先手を主張。2番手にキングリーエアー、3番手外にサウザンドマイル、内にキングミニスター。ミヤギヴォイジャーはスタートで出遅れたが、5番手まで押し上げる。
4コーナーまで隊列は変わらなかったが、直線入り口でキングリーエアーが先頭。遅れずキングミニスターが接近を図ったが、残り200mでは2馬身ほどの差。キングリーエアーがそのまま押し切るかと思ったが、一完歩ずつ差を詰めてゴール前できっちり捕らえた。
1着・キングミニスター=山本聡哉騎手
「人気にしていたので勝ててホッとした。調教師からは細かい指示はなかったので位置取りは出たなり。馬群の動きを見ながらレースを進めた。前に行かせなかったのは返し馬で掛かりそうな気配だったから。4コーナーではいいところまで取り次いだが、なかなか差が詰まらず逃げ切られるかと思った。キングリーエアーが渋太く粘っていたが、自分の馬も弾けなかったものの何とか捕らえることができました」
田中淳司調教師
「長めの距離中心で使っていきたい馬だが、地元のレースに適距離が少なく、ジュニアグランプリを選んだ。レースは遠征先で見たが(※田中調教師はイヌワシ賞のため金沢遠征中)、競り合いをしぶとく制してくれた。鞍上も上手く乗ってくれた。次戦についてまだ決めていないが、長めの距離を選んでいきたいので南部駒賞とか、遠征のレースも選択肢に入れながら考えることになると思う。これが芝のレースだったらまた別の選択肢・別の顔ぶれだったでしょうし、ひとつの巡り合わせなのでしょうが、そういう良い結果を残すことができたのは誇らしく感じます」
3着・サウザンドマイル
前哨戦・若鮎賞を6馬身差で圧勝し、地元岩手の期待を一身に集めた。レースも砂を被らない3番手外を追走したが、2着キングリーエアーとの差は0秒8。若鮎賞の走破タイムを2秒も短縮したものの5馬身差3着。地区レベル差が浮き彫りになった格好だが、貴重な経験になったはず。この敗戦を糧に成長を続けてほしい。
今週の岩手競馬
9月1日(日) メイン11R 「第50回ビューチフルドリーマーカップ」(牝馬・地方競馬全国交流 盛岡ダート2000m)
9月2日(月) メイン12R 「スプリント特別」(オープン 盛岡ダート1000m)
9月3日(火) メイン10R 「第56回不来方賞」(3歳・JpnII 盛岡ダート2000m)