今週は29日(土)〜31日(月)の変則開催。29日メイン・桃花特別はミニアチュールが中心
2025年03月28日
今週は新年度開幕に備えて29日(土)〜31日(月)の変則開催ですので、お間違いのないようお願いします。29日メインはA級一組「桃花特別」。昨年の桐花賞1、2着馬ライアン、ミニアチュールがそろって出走。春のビッグレース・シアンモア記念を視界に入れ、いよいよ始動する。
ミニアチュールは3歳時に牡牝馬クラシック四冠を制し、3歳最優秀馬の栄誉を獲得。一昨年、ロジータ記念遠征以降は精彩を欠いていたが、昨年は古馬オープンの壁を突破。圧巻の5連勝を飾り、牝馬全国交流・ビューチフルドリーマーカップも制した。トウケイニセイ記念は6着止まりだったが、岩手版グランプリ・桐花賞でクビ差2着に惜敗。今度は最優秀牝馬にも選ばれた。
今年のテーマは牡馬相手にビッグタイトルを手にすること。当面の目標をシアンモア記念に置き、満を持して登場した。桐花賞を制したライアンは強力だが、成長力一目。堂々1番人気に応えて好発進を決める。
ライアンは2歳時、南関東で4勝をあげて重賞・平和賞を優勝。3歳時には南関東クラシック・羽田盃で2着を確保したが、以降は鳴かず飛ばず。白星から遠ざかり、中央障害3戦を経て岩手入り。初戦の赤松杯で2着にまとめ、芝からダート2000mへ変更となった交流・せきれい賞を優勝した。
以降は夏負けが尾を引いて伸びを欠いていたが、徐々に体調を取り戻して大みそか恒例・桐花賞を優勝。不良馬場も味方に接戦を制した。好、凡走の分かれ目は水分量。先週のような時計のかかる馬場になると威力半減だが、桐花賞のように軽い走路なら逆転2連勝まで十分あり得る。
ゼットセントラルは強烈な追い込みが武器とし、昨年3勝2着2回。重賞・青藍賞でも2着に気を吐いた。主戦だった陶文峰元騎手が騎手免許の返上により、阿部英俊騎手にバトンタッチ。初騎乗のトウケイニセイ記念は5着に終わったが、昨最終戦で2番手の積極策に出て完勝。新たな面を披露し、収穫の多い一戦だった。これで手のうちに入れたのは確実。どのような戦法にでるのかも興味深い。
グローリーグローリは一昨年、中央ダート4勝、障害1勝から転入。赤松杯、あすなろ賞と重賞2勝をマークした。昨年は1勝のみにとどまったが、伝統の一條記念みちのく大賞典2着で健在を誇示した。昨春は重め残りだったため2戦凡走したが、3戦目を快勝。その当時に比べて順調な仕上がりで臨めるのが強味。いきなり勝ち負けに持ち込める。
フォルトリアンは南関東3勝2着4回3着2回。牝馬戦を中心に南関東重賞へ5度挑戦した実績がある。南関東B2→岩手オープンだが、1月末まで実戦を使われ、伸びしろ十分の4歳馬。今後につながるレースを期待したい。
ハクシンパーソナルはスロースターターだが、行き脚ついてからの伸びがシャープ。逃げグラシアスがマイペースに落とすと苦しいが、ミニアチュールが早めに交わすようなら台頭のチャンスは十分ある。
◎(2)ミニアチュール
〇(6)ライアン
▲(8)ゼットセントラル
△(5)グローリーグローリ
△(7)フォルトリアン
△(4)ハクシンパーソナル
<お奨めの1頭>
2R サクラトップリッツ
前走は元B1級が相手では2着も仕方なし。自身は好タイムをマークし、順当に首位を奪回する