柿原 翔 騎手(名古屋)
2016年04月07日
デビューから15年目、現在30歳の柿原翔騎手。東海リーディングトップ10の常連であり、将来の名古屋競馬を担う騎手の1人です。現状に悩みながらも、持ち前の明るさとマイペースな雰囲気がとても魅力的でした。
今年はデビューから15年目の年になります。ここまではいかがですか?
うーん、最近はなかなか勝てなくて悩んでいますね。
勝ち鞍だけ見ると、デビューから年々増えていて最近は安定しているように見えますが。
いや、良い馬に乗せてもらっているので、もっと勝てるはずです。
2012年は、年間120勝をあげました。この時は調子良かったのですか?
あの時も、もう少し勝ちたかったです。これまで満足した年は一度もありません。数字はあまり気にしない方ですが、1年の終わりには数字になって表れてしまうので、それを見るともっと勝てたなと。
昔と比べて、ここが変わったというところは?
良い意味で、がむしゃらさはなくなりました。
がむしゃらは良くないということですか?
そうですね。馬に伝わってしまいますから。自分の焦りだったり色々な気持ちが影響してしまいます。
普段、レースで心がけていることは?
安全第一です! 周りを良く見て乗るようにしています。
最近は、中央競馬での騎乗機会もありますよね。
まだ勝てていないので、早く勝ちたいですね。やっぱりレースの質も何もかもが違います。乗っていると楽しいです。
中央競馬に遠征した時、チェックしている騎手はいますか?
外国人のレースは見ますね。やっぱりきれいだと思いますよ。
今までで思い出に残っているレースや馬は?
初めて中央に行った時です。テキサスイーグルの京都大賞典(2008年)。前の方につけてどうかなと思いましたが、最後はバタバタ...(笑)。力が全然違いますから結果は仕方ないですが、馬も人も良い経験になりました。緊張というよりも、お祭りみたいな感覚でした。
話は変わって、休みの日は何をしていますか?
休みの前の日に遅くまで飲んで、次の日はずっと寝ています。
騎手だと誰と仲が良いのですか?
今井(貴大騎手)とか、友森(翔太郎騎手)なんかとよく遊んでいますね。ずっとだらだら飲んでいますよ(笑)。その時は、競馬の話はほとんどしません。
騎手から見て、名古屋競馬の良さはどんなところですか?
ファンとの交流が多いところだと思います。バーベキューや夏祭り、トレセンツアーなど、騎手みんなが協力しあって、積極的に参加しています。4月29日にサンクスホースデイズが開催されますが、そこでも騎手ブースを出します。木馬の体験コーナーなどがありますのでたくさんの方に来てほしいです。もっと活気ある名古屋競馬にしていきたいですね。
さて、今年は、現在18勝(3月17日時点)ですが、2016年の目標を教えてください。
今年、全然勝ててないですね。勝てるレースはたくさんあるんですが。でもリーディングを狙いたいと思います。通算1000勝までも近いですが、来年かなぁ。早いうちに決めたいですね。
これからの目標は?
中央で勝つこと。名古屋では年間150勝したいです。
夢はありますか?
凱旋門賞制覇!!!!(笑)
では最後にファンのみなさんにメッセージをお願いします!
東海の貴公士に会いに来てください!
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※インタビュー / 秋田奈津子