斎藤修の重賞ピックアップ

【3/17名古屋大賞典JpnIII】メンバーに恵まれたアウォーディー

 デビュー以来芝のみを使われてきたアウォーディーだが、ダートに転向して驚きともいえる強さを見せている。前走シリウスステークスGIIIの勝ち方を見ると、芝の1000万条件あたりで勝ちきれなかったのがウソのよう。ただその後は不運が続いて、浦和記念JpnIIはフレグモーネで回避、東海ステークスGIIも脚部不安で回避となって、ダイオライト記念JpnIIは補欠1番から繰り上がることができなかった。そして5カ月半ぶりの実戦となるここはメンバーに恵まれた。ほかにダートグレード勝ちの馬がなく、しかも別定重量でも1キロ増だけの55キロなら負けられないところだろう。
 相手となる中央勢は実績面でそれほど大差なく、その比較は難しい。門別デビューのダブルスター以外は地方の経験がほとんどなく、いきなり小回りの名古屋コースをこなせるかどうかというのも未知数。また中央馬はいずれもダートの中距離で実績を残しているという点では、距離適性でマイナス要因になる馬はいない。ここ4走芝を使われているマドリードカフェにしてもダート1800mで2勝を挙げている。
 相手筆頭はモズライジンとした。1000万から準オープンを連勝し、その後のオープン3戦もまずまずの好走。まだ4歳ということでは今後さらなる上昇も期待できる。
 ダブルスターは前走でオープン初勝利だが、それまでのレースぶりからは、まだオープン勝ちのないモズライジン、バンズームともそれほど実力差があるとも思えない。
 バンズームは後方から直線一気というタイプだけに展開次第。直線の短い名古屋コースだけに、おそらく3コーナーあたりからまくってくるのだろう。
 地方勢では、中央では500万下でも勝負にならなかったアクロマティックが、ここにきて4連勝と力をつけてきた。トライアルの梅見月杯を勝ったが、その勝ちタイムが2分6秒2。JpnIIIのここで馬券圏内を狙うには、少なくとも4秒くらいはタイムを縮める必要がある。
 ◎2アウォーディー
 ◯6モズライジン
 ▲1ダブルスター
 △10バンズーム
 △12アクロマティック
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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