フルゲートにはなったが、地方勢はダートグレードではかなりハードルが高いと思われる馬ばかり。とはいえ中央勢もグレード勝ちがあるのは、アンタレスステークスGIIIのアナザートゥルースと、2歳時に兵庫ジュニアグランプリJpnIIを制したデルマルーヴルの2頭だけ。
その2頭が出走していた前走浦和記念は、ケイティブレイブは格が違ったという強い勝ち方で、アナザートゥルースはスタートで後手を踏みながらも徐々に位置取りを上げて2着を確保。ゆったり流れるこの距離ならさらに力を発揮しそうで、サウンドトゥルーの下という血統的な魅力もある。
昨年ダートに転向したアングライフェンは、重賞タイトルこそないものの、ダート初勝利となった今年2月のアルデバランステークス以降は、すべて4着以内でいずれも差のない安定したレースぶり。今回はメンバーにも恵まれ7歳にして重賞初制覇の可能性は十分。
白山大賞典JpnIIIでグリムにクビ差2着だったデルマルーヴルだが、斤量に恵まれた面は否めない。その結果が1番人気に支持された浦和記念JpnIIでの4着。今回も古馬より2kg軽いが、アナザートゥルース相手に逆転まではどうだろう。
シリウスステークスGIIIでアングライフェンに迫る2着だったメイショウワザシ、条件戦連勝で重賞初挑戦となるアポロテネシーらは連下争いまで。
◎8アナザートゥルース
○12アングライフェン
▲2デルマルーヴル
△5メイショウワザシ
△9アポロテネシー
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