斎藤修の重賞ピックアップ

【5/14園田・のじぎく賞】南関東で上位を争うテーオーブルベリー

 地元馬では兵庫チャンピオンシップJpnIIを回避してこちらに回ったステラモナークが断然だが、南関東から3頭、北海道、名古屋から各1頭の計5頭が遠征馬。地元馬同士の争いだった菊水賞のような楽なレースにはならないかもしれない。
 強敵は大井のテーオーブルベリー。東京2歳優駿牝馬2着に、浦和・桜花賞でも2着。これほどの実績馬がこの時期に、ダートグレードでもないのに他地区に遠征ということもめずらしい。前走東京プリンセス賞は10着に沈んだが、2番手につけて、圧倒的に強かったアクアリーブルに直後でつつかれる息の入らない厳しい流れだった。今回、逃げるのはおそらくステラモナークで、この距離ならそれほど厳しいペースにはならず、1番枠から2番手追走なら競り落とす可能性はあると見る。園田プリンセスカップ2着、さらにラブミーチャン記念を勝ったときの川原正一騎手が手綱を取るというのも心強い。
 目下5連勝で重賞4連勝中のステラモナークは一戦ごとに力をつけている印象。関東オークスJpnIIに遠征するかどうかはわからないが、ここを勝ってグランダム・ジャパンのポイントでトップに立ちたいところ。
 ジェネラルエリアは3歳になって名古屋の重賞を3戦して好走までだが、そのうちの2戦の勝ち馬が、東海ダービー最有力とされるニュータウンガール。2走前のスプリングカップでは1馬身半差で2着だったということでは、相応の能力が期待できそう。
 バブルガムダンサーは2歳時に栄冠賞を勝って以来勝ち星がないものの、それでも門別や南関東の重賞で掲示板内を確保という実力。
 北海道から遠征のルナクレアは今季初戦を使われ上積みが見込めそう。
 今年も兵庫ではダントツリーディングの吉村智洋騎手が鞍上となる大井のヤマジュンサルサも侮れない。
 園田で目下4連勝中のユウキラフェールだが、ここはいきなり強力なメンバー相手となるだけに見送る。
 ◎1テーオーブルベリー
 ○5ステラモナーク
 ▲6ジェネラルエリア
 △10バブルガムダンサー
 △11ルナクレア
 △3ヤマジュンサルサ
 
 のじぎく賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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