斎藤修の重賞ピックアップ

【5/3水沢・ダイヤモンドカップ】強敵相手を経験してグランコージー

 昨年は岩手3歳の二冠目として8月に行われたダイヤモンドカップだったが、今年は5月に繰り上がって一冠目となった。
 若駒賞と寒菊賞を勝って岩手の2歳最優秀馬となったグランコージー。一時的に南関東に移籍して出走したクラウンカップは差のある6着だったが、南関東のクラシックを狙う馬たちが揃っていただけに悲観する内容ではない。むしろそこを経験しての上積みにも期待する。
 フレッチャビアンカは門別1勝から船橋を経由して転入し、奥州弥生賞、スプリングカップをともに圧勝というべき内容で連勝。岩手に来て力をつけたとも考えられるが、船橋の2戦の内容からグランコージーとの比較ではあまり強気にはなれない。
 2歳時にはグランコージーと2度対戦して歯が立たなかったサンエイキングダムだが、今季初戦の3歳A級戦では直線だけで2着馬に10馬身差をつける圧勝。確実に力をつけた。一発逆転の可能性も。
 ここまで3頭の勝負。連下候補として、スプリングカップこそ8着惨敗だったが金杯2着などの実績で巻き返し期待のナーリー、中央から転入初戦のリュウノチョッパー、スプリングカップ3着のレールガン。
 ◎8グランコージー
 ○9フレッチャビアンカ
 ▲5サンエイキングダム
 △3ナーリー
 △7リュウノチョッパー
 △1レールガン
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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