斎藤修の重賞ピックアップ

【6/11園田・兵庫ダービー】地元馬同士ならあらためてステラモナーク

 のじぎく賞では5着に敗れたステラモナークだが、ハイペースに巻き込まれての先行勢総崩れ。ゴール前、様相一変の1?3着馬は、いずれも中団よりうしろを追走していた馬たちだった。交流レースは地元馬同士のレースと流れがまったく変わってしまうことがある。そういう意味で地元馬同士の今回はあらためての期待だ。
 兵庫チャンピオンシップJpnIIで地方最先着の4着だったピスハンド。勝ち馬から大きく離されたとはいえ、中央の有力先行勢の直後につけていっての4着は価値がある。昨年兵庫チャンピオンシップで好走したあと兵庫ダービーを制したバンローズキングスのように、強い相手に揉まれて力をつけた可能性はある。頭でも狙ってみたい。
 菊水賞5着だったディアタイザンは、続く前走3歳特別で、あらためて単騎逃げなら強いところを見せた。菊水賞とは逆に今回はステラモナークより内枠に入っただけに、ハナを獲れれば一発あるかもしれない。
 強いんだか弱いんだか、いまいち掴みどころがないのがガミラスジャクソン。笠松・ゴールドジュニアを勝った以外、久しく見せ場をつくれてないのだが、さて今回はどうだろう。
 菊水賞では2番人気で4着だったイチライジンは見直す必要がありそう。
 のじぎく賞では出遅れたことで後方からとなって展開がはまったキクノナナは、あらためて真価が問われるところ。
 ◎9ステラモナーク
 ○12ピスハンド
 ▲7ディアタイザン
 △8ガミラスジャクソン
 △11イチライジン
 △5キクノナナ
 
 兵庫ダービーの出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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