斎藤修の重賞ピックアップ

【6/21水沢・一條記念みちのく大賞典】この距離ならエンパイアペガサス

 シアンモア記念はランガディアとエンパイアペガサスが直線一杯を使っての叩き合いとなり、ランガディアがハナ差で制した。
 中央では芝しか経験がなく、水沢の重いダートがどうかと思われたランガディアだが、重賞連勝と底を見せていない。一方でエンパイアペガサスはここまで重賞15勝。今回もこの2頭の一騎打ちと見るが、エンパイアペガサスはオグリキャップ記念や北上川大賞典を制しているように距離延長はむしろ歓迎。2017、18年にはこのレースを連覇しており、3勝目に期待する。
 3着争いは、ヤマショウブラックかパンプキンズか。
 3歳ながら桐花賞を制したヤマショウブラックは、赤松杯、シアンモア記念がともに勝ったランガディアから1秒4の差をつけられての3着。桐花賞ではエンパイアペガサスを負かしていたが、そのときは3歳ゆえ2キロのアドバンテージがあり、再び逆転まではどうだろう。
 パンプキンズは、冬休み明け後4戦目となった前走あすなろ賞が、昨年のダイヤモンドカップ以来10カ月ぶりの勝利で復活をアピール。東北優駿を制しているとはいえこの距離にはやや不安があり、古馬の一線級相手でどこまでやれるか。
 ◎2エンパイアペガサス
 ○4ランガディア
 ▲3ヤマショウブラック
 △1パンプキンズ
 
 一條記念みちのく大賞典の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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