斎藤修の重賞ピックアップ

【7/23名古屋・名港盃】南関オープンでも上位の実力ストーンリバー

 兵庫から有力馬3頭遠征してきたが、中でも期待したいのはストーンリバー。2歳時には北海道所属で川崎の鎌倉記念を制し、古馬になっても門別のA級特別で好走を続けた。昨年5歳秋に大井に移籍すると、A2以下の準重賞で2勝を挙げ、オープン特別でも上位を争った。兵庫に移籍して2戦目となった前走は9着だったが、水の浮く不良馬場で前半馬群の中でどろをかぶりまくり、途中でレースをやめてしまった感じだった。小回りコースへの対応がどうかというところはあるが、能力は高い。
 金沢、笠松、名古屋、佐賀などに遠征して数々の重賞を制してきたエイシンニシパは、7歳の今年も高いレベルで安定。前走2400メートルの六甲盃は4着だったが、それ以前にも7着、6着と、2400メートルでは距離が長いようだ。これまで重賞10勝は1700?2000メートル。この名港盃も2017年に制しており、力を発揮できる舞台だ。
 地元勢では、今年正月の名古屋記念を制したアドマイヤムテキ。前走笠松の東海クラウンも圧勝したが、近年はマイル以下を使われてきており、1900メートルという距離にはやや不安がある。
 中央3勝クラスから兵庫に再転入2戦目となるタガノジーニアス、距離に不安はあるが同じ1900メートルのマーチカップで勝ち馬からコンマ3秒差(5着)の好走があるスムーズジャズ、前走で久々に1900メートルを制したドリームスイーブルらも侮れない。
 ◎2ストーンリバー
 ○11エイシンニシパ
 ▲6アドマイヤムテキ
 △9タガノジーニアス
 △5スムーズジャズ
 △1ドリームスイーブル
 
 名港盃の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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