ミノルシャープによる北斗賞、旭川記念、ばんえいグランプリという重賞3連勝は快挙といえる。理由を説明すると長くなるので省略するが、ばんえい競馬で1シーズンの中で古馬重賞を連勝するというのはなかなかに難しい。2007年の帯広単独開催以降、同一年内にこの3つの重賞のうち2つを制した馬はこれまで何頭もいたが、3連勝は初めてのことだった。しかしながら今回別定30kg増の850kgはいよいよきびしい。
そこで期待は、ばんえいグランプリで復調を見せたメジロゴーリキ。その後の2戦はいまひとつだが、軽量のオープン戦であり、能力を発揮するのは高重量戦。それで別定加増なしの820kgなら今度こそ久々の重賞制覇が期待できそう。1番枠だが8頭立ての外詰めで実際に走るのは3コースなので、枠順も気にしなくてよさそう。
コウシュハウンカイは10歳になっても、その安定した走りはたいしたもの。今回別定20kg増の840kgだが、ミノルシャープより10kg軽いだけにここでもチャンスはある。
2連勝で復調を見せたホクショウマサルだが、今シーズン重賞はすべて掲示板外という成績。連勝は700kg台前半のレースであり、あらためてこの重量で全盛時の能力が戻っているのかどうか試されることになる。
◎1メジロゴーリキ
○7コウシュハウンカイ
▲6ミノルシャープ
△2ホクショウマサル
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