斎藤修の重賞ピックアップ

【10/15園田・兵庫若駒賞】3連勝でタイトルなるかツムタイザン

 ツムタイザンはデビューから2連勝。前走は1番枠にもかかわらずあえて抑え、砂をかぶるのを経験させるような競馬。スタート後の直線はかなり行きたがっていたが、向正面で馬群がバラけるころには折り合いもついて、4コーナーで外に持ち出し、逃げていたマルカフォルトゥナをとらえると直線であっさり突き放した。直線ではかなりフラフラする子供っぽい面も見せ、そうしたことが解消されればさらに上を目指せそう。
 アイルビーゼアは、前走園田プリンセスカップでは北海道のラジアントエンティに5馬身差をつけられての2着だったが、その走破タイム1分31秒7は、例年の兵庫若駒賞の勝ちタイムとの比較でも十分に勝負になる。
 マルカフォルトゥナは、前走こそツムタイザンに振り切られての2着だったが、2走前、3走前は1400メートルで連勝。ここでもマイペースの逃げに持ち込めれば見せ場をつくれそう。
 園田プリンセスカップで4着だったフセノチェリーも地元同士なら巻き返す可能性はある。
 ナットグレースワンの前走は、不良馬場だったとはいえ1400メートルで1分30秒を切る好タイムで圧勝。ここに来ての充実ぶりが目立つ。
 シェナキングは、フセノチェリーやマルカフォルトゥナときわどい勝負をしており、展開ひとつで逆転も可能。
 ◎4ツムタイザン
 ○10アイルビーゼア
 ▲7マルカフォルトゥナ
 △2フセノチェリー
 △5ナットグレースワン
 △9シェナキング
 
 兵庫若駒賞の出馬表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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