斎藤修の重賞ピックアップ

【11/22金沢ヤングチャンピオン】門別の実績からアイバンホー

 金沢プリンセスカップ、兼六園ジュニアカップと重賞連勝で、デビューから負けなしの6連勝としたサブノタマヒメが注目となりそうだが、ここは北海道から転入2戦目のアイバンホーを狙ってみる。デビューから2着が続いて5戦目にようやく初勝利を挙げると、続く2歳オープンのウィナーズチャレンジでも3着と好走。そして金沢に転入し、初戦の2歳戦は直線だけで4馬身突き放して完勝。その1500メートルの勝ちタイム1分36秒5は、馬場状態の違いがあったとはいえ、サブノタマヒメの兼六園ジュニアカップの勝ちタイムより0秒6速いもの。北海道での実績に加え、転入2戦目でさらなる上積みも期待できそう。
 サブノタマヒメの前走、兼六園ジュニアカップは、直線で先頭に立ったもののゴール前ではキラメキビジョンに半馬身差まで迫られた。とはいえそのときは牡馬より重いか同じ別定56キロだった。今回の定量54キロはかなり楽になった。
 ほかはサブノタマヒメと勝負付が済んでいるメンバーがほとんど。
 金沢プリンセスカップ、兼六園ジュニアカップでともにサブノタマヒメの3着だったエムザックベールは、引き続き上位が狙える。
 前述のとおり兼六園ジュニアカップでサブノタマヒメに迫ったキラメキビジョンだが、今回の定量では、サブノタマヒメに対して厳しい立場になった。
 タクシードライバーは、兼六園ジュニアカップは9着だったが、続く前走の1500メートル戦では、前の人気2頭がハイペースで競り合ったという展開に恵まれたとはいえエムザックベールに2馬身差をつけての完勝。勝ちタイムの1分36秒9も優秀。
 ◎3アイバンホー
 ○7サブノタマヒメ
 ▲5エムザックベール
 △2キラメキビジョン
 △1タクシードライバー
 
 金沢ヤングチャンピオンの出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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