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斎藤修の重賞ピックアップ

【11/8ばんえい菊花賞】復調なったキョウエイリュウ

 ばんえい大賞典を制したコマサンダイヤは740kgを課されることになった。前哨戦の秋桜賞でも勝負にならなかったように、ここも世代上位を争うブラックサファイアと40kg差、キョウエイリュウと20kg差で、最大ハンデ差が60kgもあってはいかにもきびしい。
 秋桜賞は3着も、前走自己条件のA2戦で2着と好走したキョウエイリュウが一時期の不振から脱したと見て中心視。ばんえい大賞典では700kgで6着だったが、そのときはトップハンデだったのに対して、今回は720kgだが他馬との重量差を考えると相対的には楽になった。
 ブラックサファイアの秋桜賞は、障害を越えて一旦は先頭に立ったが、ゴール寸前でダイナマイトに差し返されての惜しい2着。3着だったキョウエイリュウとは、そのときと同じ20kg差なら引き続きチャンスはある。
 黒ユリ賞を制したエンゼルフクヒメは、今シーズンは7月からの始動で自己条件で2勝したのみ。今回最軽量の680kgは有利。◎○との重量差が4着だった秋桜賞と同じなら、ここでも上位争いが期待できる。
 自己条件を連勝して最軽量680kgのヤマトタイコー、秋桜賞を制したダイナマイト、はまなす賞を制したゴールドハンターらもそれぞれ上位の可能性はありそう。
 ハンデ差もあり混戦と見てキョウエイリュウ1頭軸の3連単マルチで。
 ◎5キョウエイリュウ
 ○2ブラックサファイア
 ▲9エンゼルフクヒメ
 △10ヤマトタイコー
 △8ダイナマイト
 △1ゴールドハンター
 
 ばんえい菊花賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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