斎藤修の重賞ピックアップ

【12/2園田・兵庫ジュニアグランプリJpnII】レディバグの将来性に期待

 ホッコータルマエの初年度産駒、レディバグがダートのデビュー戦から高いパフォーマンスを見せた。スタートこそいまいちだったが、徐々に位置取りを上げて直線抜け出し、2着に5馬身差をつける楽勝。園田の小回りコースはやってみないとわからないが、それは中央勢にとってはいずれも同じ条件。ただそのレースぶりと、ホッコータルマエ×ダンスインザダークという血統から、距離が伸びてよさそう。デビュー戦から中1週ちょっとというローテーションだが、2009年にこのレースを制したラブミーチャンは中央の2歳500万下を逃げ切ってから中8日だった。疲れさえなければ、若さの勢いでむしろ詰まった間隔はプラスに出ると見る。
 デュアリストはデビューから2連勝となったヤマボウシ賞が2歳レコードでの圧勝。発揮しているパフォーマンスは間違いなく高い。ほかにも逃げそうな馬がいるメンバー構成で、1番枠をどうさばくか。園田の小回りコースの対応がカギとなりそう。
 ルーチェドーロはJBC2歳優駿で◎を打って期待したのだがハイペースの先行争いで失速してしまった。デビュー戦の函館1000メートルを2歳レコードで勝っているように、距離短縮のここであらためてそのスピードに期待したい。
 ゼンノアンジュは前走なでしこ賞を好タイムで逃げ切って5馬身差。今回、押し出される形で△になってしまったが、上記の馬たちとも甲乙つけがたい。園田コースで岩田康誠騎手はアドバンテージとなる。
 ジョーロノはすでに南関東で重賞を3戦して、ここがデビューから7戦目。浦和の小久保智厩舎で地元の田中学騎手といえば、2014年にこのレースを制したジャジャウマナラシを思い出す。実戦で鍛えられた経験は大きい。
 ◎2レディバグ
 ○1デュアリスト
 ▲8ルーチェドーロ
 △7ゼンノアンジュ
 △10ジョーロノ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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