昨年の高知県知事賞は、直線を向いてスペルマロンとウォーターマーズが馬体をぶつけるようなシーンがあっての追い比べとなって、クビ差で制したのはスペルマロンだった。今回、ライバル不在となったスペルマロンはここに来て3連勝と好調。距離もオールマイティーにこなすとなれば、連覇の可能性はかなり高いと見る。
強敵となりそうなのは中央3勝クラスから転入2戦目となるフクノグリュックだろう。転入初戦の1400メートル戦は、ペガッソとの首の上げ下げの接戦をハナ差で制し、3着馬には5馬身差をつけた。中央時代にも1800メートルまでしか距離経験がないが、スローペースは間違いないだけに、よほど短距離に特化した脚質でなければそれほど気にすることはない。そればかりか、父ダンスインザダークならこの距離でこそということはあるかもしれない。
昨年、1、2着の接戦から8馬身離されて3着だったのがツクバクロオー。今年は5勝を挙げたほかすべて掲示板内という成績を残しているだけに、スペルマロンにどこまで迫れるか。
モルトベーネは、昨年の高知県知事賞では4コーナーでスペルマロンの直後に迫る場面があったが、直線脚が上がって5着。今年のメンバーなら昨年以上の着順を望めそう。
ここまで4頭の勝負と見る。
◎5スペルマロン
○1フクノグリュック
▲8ツクバクロオー
△12モルトベーネ
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