斎藤修の重賞ピックアップ

【2/7ばんえい・ヒロインズカップ】今年こそミスタカシマ

 昨年は1番人気ながら7着に敗れたミスタカシマ。第2障害でじっくり溜めてひと腰でクリアしたが、前が止まらなかった。今年もトップハンデ800キロだが、昨シーズンと違うのは、岩見沢記念で810キロを曳いて2着という経験があること。2019年11月のクインカップ以来、久々の重賞タイトルに期待がかかる一戦。過去5年でトップハンデの勝利は2回あり、2017年に790キロのトップハンデで6着だったキサラキクは、翌2018年に同じトップハンデ790キロで勝っている。
 このレース連覇がかかるのがアフロディーテ。今シーズンは勝ちきれないレースが続いたが、12月以降に2勝をマークし、ここに来て復調気配。レディースカップでは3着のミスタカシマにわずかの差で4着だったが、そのとき10キロ差が、今回は20キロ差になって、負担重量の比較からも有利。
 サクラユウシュンは、前走のA1特別で初めての720キロでも3着に好走。今回はそれよりさらに40キロ積まれることになるが、トップハンデと40キロ差なら、展開次第では見せ場をつくれるのではないか。
 レディースカップで2着だったサンシルクラポピーは、その後勝ちきれないながら自己条件で好走を続けている。今回もミスタカシマと20キロ差なら好走が期待できる。
 昨年3着だったフェアリースズは、今回も同じ780キロなら引き続いての期待。
 レディースカップを勝ったシンエイボブは、今回ミスタカシマと同じトップハンデ800キロは楽ではないが、オープンでも好走の実力なら見限れない。
 ◎4ミスタカシマ
 ○10アフロディーテ
 ▲2サクラユウシュン
 △5サンシルクラポピー
 △7フェアリースズ
 △1シンエイボブ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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