斎藤修の重賞ピックアップ

【3/11名古屋大賞典JpnIII】いよいよ本格化したジンギ

 兵庫のジンギが満を持してのダートグレード初挑戦だ。2019年の3歳10月から連続連対を続けているが、本格化を思わせたのはここ2戦。1着賞金が3000万円と一気の増額となった園田金盃で2着に5馬身差、そして年明け初戦として出走した白鷺賞は7馬身差で楽勝だった。クリンチャーより4キロ軽い別定54キロなら可能性はある。
 クリンチャーは初めての地方参戦となった佐賀記念では2着のアシャカトブに9馬身差をつけてコースレコードでの圧勝。地方の小回りのダートへの適性を見せた。そのときと同じ58キロだが、今回は重量差が広がってその強さを見せられるかどうか。
 メイショウカズサは未勝利から3勝クラスまで4連勝で一気にオープンまで駆け上がった。未勝利戦での足踏みは何だったのかというほどの快進撃。前走は直線で止まってしまったが、それはひとまず度外視。今回、逃げたそうな馬はほかにもいるが、すんなりハナでマイペースなら粘り込む場面も。
 ロードブレスは、2走前の浦和記念、前走の川崎記念ですでに経験している57キロだが、今回は別定の重量差が大きくついてどうだろう。
 佐賀記念5着だったウインユニファイドだが、今回はそのときより2キロ軽い54キロでどこまで迫れるか。
 ◎1ジンギ
 ○7クリンチャー
 ▲5メイショウカズサ
 △10ロードブレス
 △6ウインユニファイド
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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