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【3/14佐賀・はがくれ大賞典】3勝目を狙うエイシンニシパ

 地方全国交流だが、近年の遠征馬はほとんどが兵庫か高知。なかでも兵庫所属馬は過去5年で3勝。3着内馬15頭中6頭が兵庫だった。
 今年も兵庫から2頭が遠征。エイシンニシパは昨年こそキングプライドの2着に敗れたが、このレース3勝目がかかる。年末の園田金盃ではジンギに完敗だったが、ジンギといえば11日の名古屋大賞典JpnIIIでは、勝ったクリンチャーは別格としても、それ以外の中央勢とは互角に戦って4着。その馬に負けたのなら仕方ない。年明けの新春賞では際どい勝利だったが、トップハンデ57.5キロを考えれば、8歳では衰えはないと考えてよさそう。地元勢の中心的存在グレイトパール、ウノピアットブリオらが本来の調子でないとすれば、エイシンニシパにはこのレース3勝目の可能性が高いと見る。
 強敵となりそうなのは、高知のショートストーリー。山口勲騎手がウノピアットブリオではなくこちらに騎乗するということでも期待がうかがえる。姫路に遠征した白鷺賞は差のある3着だったが、3コーナー手前でジンギを負かしにいってということならむしろ評価できる内容。この馬が頭の馬券も押さえたい。
 コスモバレットは、園田金盃、新春賞こそ完敗だったが、好位を追走できた前走の特別戦では、新春賞、白鷺賞でともに2着だったナムラヘラクレスを直線でとらえ2馬身半差をつけての完勝。3着には大差をつけた。そのレースぶりならここでも勝負になる可能性はある。
 地元勢では、中島記念3着だったスウィフトハート、佐賀記念JpnIIIで地元最先着だったグレイトパールの上位食い込みを期待したい。
 ◎11エイシンニシパ
 ○1ショートストーリー
 ▲6コスモバレット
 △10スウィフトハート
 △9グレイトパール
 
 はがくれ大賞典の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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