斎藤修の重賞ピックアップ

【4/18高知・二十四万石賞】地元タイトル狙うショートストーリー

 中央3勝クラスから転入したショートストーリーは、ここまで高知に限れば4戦全勝。川崎、姫路、佐賀へと遠征し重賞では強敵相手に跳ね返されたが、前走はがくれ大賞典は、重賞13勝目となった兵庫のエイシンニシパに3/4+1/2馬身差で3着。ここは地元に戻って重賞初勝利のチャンス。距離的に地元1900メートルの舞台を待っていたのではないか。
 一方スペルマロンは、重賞初挑戦で制した2019年の高知県知事賞から2年3カ月で重賞6勝。距離をオールマイティーにこなすのは成績をみればわかるとおりだが、高知県知事賞連覇に加え、昨年の珊瑚冠賞も制して高知の1900メートル以上では3戦3勝。この距離でこそというところはあり、ショートストーリーとの一騎打ちと見る。
 ビービーデフィは、年明けから7連勝でA級まで勝ち上がった。今回は重賞初挑戦で一気の相手強化となるが、◎○相手にどこまでやれるか。
 大高坂賞を勝って黒潮スプリンターズカップでも2着だったアイアンブルーは、距離延長がどうか。ただ門別では1800メートル戦での勝ち星があり、後半に脚を使える展開になればあっと言わせる場面はあるかもしれない。
 モルトベーネは、2月から3月にかけてA-1特別を連勝したが、高知の重賞では昨年末の高知県知事賞での4着が最高という成績。今回も3着争いまでか。
 南関東オープンから転入したグリードパルフェは、A-2の一般戦で2着、1着。そのレースぶりから重賞ではどうだろう。
 ◎5ショートストーリー
 ○4スペルマロン
 ▲10ビービーデフィ
 △6アイアンブルー
 △3モルトベーネ
 △7グリードパルフェ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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