斎藤修の重賞ピックアップ

【4/25金沢スプリングカップ】9歳で初タイトルなるかトウショウデュエル

 トウショウデュエルはここまで重賞勝ちはないものの、昨年は百万石賞2着、中日杯2着と、主要古馬重賞で好走。前走JBCイヤー記念3着は明らかに距離不足で、おそらくここへ向けての叩き台だったのだろう。中日杯を制したハクサンアマゾネスが不在とあっては、9歳ながら重賞初制覇のチャンスが巡ってきた。
 ファストフラッシュは、昨年のこのレースは5着だったが、その後、一度も掲示板を外さない好走を続けてきた。中日杯でも、2着のトウショウデュエルに半馬身+ハナ差の4着だからほとんど差はない。ただし好成績は1700メートル以下で、あらためて今回の1900メートルがどうか。
 昨年の利家盃が重賞初制覇だったサノサマーは、この冬は佐賀に移籍。4戦して勝ち星こそなかったものの、1800?2000メートルの準重賞では掲示板内を確保。今回、休み明け2戦目、3戦目という馬が多い中で、順調に使われてきたアドバンテージはありそう。
 トップロイヤルは、昨年秋から、大井への一時移籍を含めて目下7連勝中。今回は初めての重賞挑戦に加え、1900メートルの距離も初めてでどこまでやれるか。
 フジヤマブシは、3歳だった昨年、北日本新聞杯、MRO金賞を勝利。中日杯でも3着と好走し、冬休み明けの初戦はトップロイヤルの6着だったが、一戦使われての上積みがあれば上位入着も。
 ◎2トウショウデュエル
 ○5ファストフラッシュ
 ▲6サノサマー
 △7トップロイヤル
 △1フジヤマブシ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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