斎藤修の重賞ピックアップ

【5/2水沢・ダイヤモンドカップ】万全の状態でリュウノシンゲン

 岩手三冠の一冠目。リュウノシンゲンが万全の態勢で臨む。今季初戦となったスプリングカップは、正月の金杯からプラス19キロの馬体重ながら、直線楽に突き放して9馬身差の圧勝。成長と充実を感じさせた。ここまでダートでは9戦8勝。新興勢力はいるものの、地元同士では負けられない。逃げにこだわるタイプではないので、1600メートルの外枠も問題ないだろう。
 シエルグリーンは、中央未勝利から転入して冬休みを挟んで4連勝。いすれも一方的なレースで、前走は2着サンエイマジックに4馬身差だが、4コーナーから早くもうしろを振り返って後続を脚色を確認しながら、直線では軽く気合をつけられただけでの楽勝。そのレースぶりなら重賞初挑戦でも一発はあるかもしれない。2019年デビューの塚本涼人騎手にも重賞初制覇の期待がかかる。
 スプリングカップでは2番人気ながら3着で、リュウノシンゲンと明暗を分けたのがグランフォロミー。こちらは金杯2着以来プラス14キロの馬体重は仕上がり途上だったと思われる。一度叩かれての上積みがあれば、リュウノシンゲンに迫る場面があってもおかしくない。
 あやめ賞を楽勝したゴールデンヒーラーは、牡馬の一線級相手でどこまでやれるか。
 グランステーファノは岩手でデビューするはずがデビュー戦が出走取消となってそのまま船橋に移籍。2勝を挙げて岩手に戻っての初戦となる。いきなり勝ち負けまではどうだろう。
 ◎8リュウノシンゲン
 ○2シエルグリーン
 ▲3グランフォロミー
 △9ゴールデンヒーラー
 △1グランステーファノ
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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