斎藤修の重賞ピックアップ

【6/24門別・栄冠賞】非凡な能力のシャルフジン

 シャルフジンのフレッシュチャレンジは、スタートこそ互角だったが二の脚のダッシュが速く、楽に先手をとると、直線では軽く追われただけで一瞬にして後続を突き放した。ムチが入ったのは今後を考えてのことだろうが、2着エイシンシュトルムに9馬身差をつけた。そのエイシンシュトルムが、その後アタックチャレンジを圧勝し、2歳オープンも制した実力だけに、それを楽に突き放したシャルフジンの能力は相当なものと見る。
 コパノミッキーはフレッシュチャレンジで2着に2秒7の大差をつける圧勝。スタートで気合をつけて先頭に立ち、直線で追い出されると独走となった。2番枠に入ってうまく流れに乗れるかどうか。田中淳司厩舎は14頭立てで最多の5頭出走。上位独占という可能性もある。
 スーパーフレッシュチャレンジではモーニングショーに差のある3着に敗れたエイシンヌプリだが、アタックチャレンジでは4コーナー手前で抜け出すと、あとは後続を寄せ付けず2着に6馬身差。2戦目で能力の高さを見せた。
 デビューから2連勝のラブミードールだが、ウィナーズチャレンジは5頭立ての少頭数で余裕があった。今回はそのときよりレベルの高いメンバーが揃っただけに、ここまで2戦ほど楽なレースにはなりそうもない。馬主のDr.コパさんはコパノミッキーとともに2頭出しで、ともにコパノリッキー×サウスヴィグラスという同じ配合なのが興味深い。
 ウィナーズチャレンジでラブミードールの2着だったデシジョン、フレッシュチャレンジが8馬身差の圧勝だったウイスキータイムらも上積みがあれば上位に食い込んでくる。
 ◎12シャルフジン
 ○2コパノミッキー
 ▲6エイシンヌプリ
 △10ラブミードール
 △3デシジョン
 △9ウイスキータイム
 
 栄冠賞の出走表はこちら

斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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