斎藤修の重賞ピックアップ

【9/23金沢プリンセスカップ】門別で勝って移籍のエムティアンジェ

 この時期の2歳戦は、やはりホッカイドウ競馬からの移籍馬が強そう。
 エムティアンジェは門別の未勝利戦を勝っての転入。フレッシュチャレンジでの3着好走も含めて、門別では6戦して掲示板を外しのは1度だけ。そのときの勝ち馬ツーシャドーはリリーカップで3着と好走し、これを書いている時点で結果はわからないが、22日のフローラルカップでも有力馬の一角となっていたはず。ここ2戦の2着、1着はともに好タイムで、確実に力をつけての金沢転入。今回、初めてのコーナー4つを回るコースがどうかだが、能力上位は間違いない。
 もう1頭、ホッカイドウ競馬からの転入はボサノヴァ。アタックチャレンジを勝ったあと、ウィナーズチャレンジでは重賞クラスのメンバーが相手だったため結果は出なかった。転入初戦は2着で、1馬身先着したのが、中央未勝利から転入初戦だったジェイケイミリミリ。勝ちタイムの1分30秒2は今回のメンバーで持ちタイム最速。ただそのレースは、逃げ馬をとらえにいって4コーナーで外を回ったボサノヴァに対して、ジェイケイミリミリはそれを追いかける形で4コーナー内を回って差し切るという展開の利があった。ここはボサノヴァを上位にとる。
 おそらくこの3頭の勝負で、デビューから2連勝のサブノユウゼン、好タイム決着だったサファイア賞で2、3着のスターフジサン、キープクライミングらに一角崩しがあるかどうか。
 ◎7エムティアンジェ
 ○2ボサノヴァ
 ▲9ジェイケイミリミリ
 △5サブノユウゼン
 △8スターフジサン
 △6キープクライミング
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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