斎藤修の重賞ピックアップ

【10/15園田・兵庫ゴールドカップ】能力断然コパノフィーリング

 コパノフィーリングは中央オープン、4歳という若さで船橋に移籍。あまり賞金を持っていない中央オープン馬は、ダートでは選択肢が限られてしまうため、習志野きらっとスプリントを狙っての移籍で、見事そのタイトルを獲得した。その後は東京盃を目標としていたが、アフター5スター賞で6着に敗れたため、ここに矛先を変えてきた。能力断然は間違いないが、今回、初めてのコーナー4つの小回りコースがこなせるかどうかがカギになりそう。
 グラナリーは中央3勝クラスで入着があっての兵庫移籍で、同じく4歳牝馬。転入初戦の前走キンモクセイ賞(1230メートル)を勝利。コースを一度経験しているアドバンテージはある。
 高知のエイシンビジョンは、一昨年兵庫所属時には中距離を中心に使われていたが、金沢を経由して移籍した高知では下級条件からクラスを挙げ、トレノ賞、建依別賞では、高知現役ナンバー1のスペルマロンにそれぞれ2、3着と好走。その強敵がいなくなった準重賞・ミッキーロケット賞を制した。今の勢いならここでも勝負になる。
 コウエイアンカは、園田FCスプリント6着のあと4連勝で園田チャレンジカップを制覇。その連勝の中で1230メートル戦も制しているが、今回は遠征馬や転入馬が相手となって通用するかどうか。
 ブランオラージュは園田FCスプリント2着で、習志野きらっとスプリントにも遠征(8着)した。強敵相手となって連下争いなら。
 昨年末に中央3勝クラスから転入して6勝を挙げるも重賞にはあと一歩で手が届いていないメイプルグレイト、このレース連覇を狙うエイシンエンジョイなど有力馬多数の混戦となりそう。
 ◎6コパノフィーリング
 ○8グラナリー
 ▲9エイシンビジョン
 △12コウエイアンカ
 △7ブランオラージュ
 △1メイプルグレイト
 △5エイシンエンジョイ
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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