斎藤修の重賞ピックアップ

【10/4金沢・お松の方賞】遠征で力をつけたシーアフェアリー

 シーアフェアリーは重賞初挑戦となった昨年のこのレースでは3着だったが、その勝ち馬は、のちに中日杯も制するハクサンアマゾネスでは仕方ない。今年は積極的に遠征して強敵と対戦する中で力をつけ、兵庫サマークイーン賞では早め先頭から人気のラインカリーナ(浦和)を完封。地元のA1特別を勝って臨んだ秋桜賞は3着だったが、勝ったのはスパーキングレディーカップJpnIIIで3着だった大井のグランデストラーダで、2着が佐賀ヴィーナスカップを制した川崎のロカマドールでは相手が悪かった。相手が軽くなったここは必勝の一戦だ。
 ラブリーイレブンは中央2勝クラスから転入し、4戦目となったコスモス賞(準重賞)で名古屋初勝利。秋桜賞では3着シーアフェアリーにハナ+3/4馬身差の5着だったが、6歳でもここにきての充実ぶりがうかがえる。
 ニュータウンガールは、コスモス賞がラブリーイレブンの8着で、秋桜賞は最下位と見せ場をつくれなかったが、昨年のMRO金賞が2着、そして今年は日本海スプリントを制したように金沢コースとの相性はいい。人気がなければ馬券的にはおもしろそう。
 徽軫賞を制して日本海スプリントがニュータウンガールの2着だったネオアマゾネスも上位食い込みは可能。
 デビルスダンサーは、前走準重賞の金沢城鼠多門賞で2着に4馬身馬身差で快勝。金沢では重賞初挑戦となる今回は試金石となりそう。
 ◎2シーアフェアリー
 ○3ラブリーイレブン
 ▲6ニュータウンガール
 △10ネオアマゾネス
 △8デビルスダンサー
 
 お松の方賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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