斎藤修の重賞ピックアップ

【11/21盛岡・北上川大賞典】この距離ならエンパイアペガサス断然

 実績断然は8歳のエンパイアペガサス。重賞タイトルを重ねること18勝。今シーズンもみちのく大賞典を制した。北上川大賞典は、水沢開催だった2018、20年に出走(19年は休止)してともに勝利。18年は2着に2秒2の大差をつける圧勝。昨年はその年のダービーグランプリまで制したフレッチャビアンカに1馬身半差だが、3着馬にはさらに10馬身差をつけた。18年には笠松2500メートルのオグリキャップ記念でも2着に2秒8という大差をつけて圧勝。長距離戦での能力の高さは断然だ。休止によって1年空いてはいるものの、このレース3連覇の期待は大きい。
 芝だけでなくダートでも素質の高さを示した3歳馬マツリダスティールが、エンパイアペガサスを相手にどんなレースを見せるか。不来方賞では2着に2秒6の大差をつける圧勝。期待されたダービーグランプリは先行勢総崩れのハイペースに巻き込まれて惨敗だったが、古馬初対戦となった前走A一組特別(1800m)ではまったく楽な手ごたえのまま2着に7馬身差の圧勝。世代交代へ期待がかかる一戦でもある。
 3番手以下は難しい。牝馬ながら青藍賞で2着に好走したユノートルベル。ジェイケイブラックは昨年は8着だったが、今年は得意の盛岡コースでどうか。一昨年3歳時に桐花賞を制したヤマショウブラックも連下争いなら。
 ◎6エンパイアペガサス
 ○2マツリダスティール
 ▲1ユノートルベル
 △10ジェイケイブラック
 △7ヤマショウブラック
 
 北上川大賞典の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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