斎藤修の重賞ピックアップ

【11/3金沢・JBCクラシックJpnI】小回りで能力発揮チュウワウィザード

 JBCクラシックの勝ち馬は2連勝、3連勝というリピーターが多く、過去20回で勝ち馬は13頭。ここ5年は異なる馬が勝っているが、一昨年浦和を制したチュウワウィザードに期待する。昨年末にはチャンピオンズカップGIを勝ち、ドバイワールドカップ2着なら6歳を迎えての充実といっていい。帝王賞6着は、その後に剥離骨折が判明。名古屋グランプリや川崎記念も制しており、小回りコースでも能力を発揮する。
 JBC20年の歴史で、地方馬の勝利がないのがクラシック。この路線の中央勢の層の厚さを考えれば仕方のない面もあるが、今年は川崎記念、かしわ記念を勝っているカジノフォンテンを筆頭に、地方馬にチャンスといってもいいだろう。もちろんカジノフォンテンにも期待だが、本番と同じ舞台の白山大賞典JpnIIIを経験(2着)したミューチャリーに期待したい。昨年の東京大賞典GIが5着でも勝ったオメガパフュームとコンマ2秒差、今年フェブラリーステークスGI(7着)でも勝ち馬とコンマ9秒差なら、能力的にもそれほど差はない。
 勢いでいえば3連勝で帝王賞JpnIを制したテーオーケインズ。4歳でキャリア13戦なら今後、この路線での中心的な存在という期待もできる。
 オメガパフュームは7戦オール連対と得意としていた大井で、前走帝王賞が直線見せ場をつくれず5着。その負け方が気になる。
 ◎1チュウワウィザード
 ○7ミューチャリー
 ▲9カジノフォンテン
 △4テーオーケインズ
 △3オメガパフューム
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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