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【12/22園田・兵庫ゴールドトロフィーJpnIII】軽ハンデの地元イグナイターに期待

 過去20回の歴史で地方馬の勝利が一度もないこのレースだが、07年からハンデ戦となったこともあって2着、3着はたびたびあり、2017年以降の近4年でも毎年地方馬が2着か3着に入線。地元兵庫所属馬も、18年に51キロのキクノステラが3着、19年には52キロのイルティモーネが8番人気で2着に入った。
 今回は地元の3歳馬イグナイターに期待する。兵庫移籍後、地元1400メートルは4戦4勝で、トップクラスが相手ではないとはいえ大差圧勝が3回。稍重だが1分27秒台の持ちタイムもあり、それで今回ハンデ52キロなら中央馬相手でも勝負になる。
 地方の1400メートルで実績上位は、テイエムサウスダンとラプタス。テイエムサウスダンは2歳時に園田コースの実績もあり、展開にかかわらず地方では崩れることもなく、1キロのハンデ差もあって上位にとった。
 トップハンデは59キロのラプタス。昨年のこのレースはスタートで大きく躓いて後方からとなったが、それでも3コーナー手前から一気のまくりで見せ場をつくっての3着。今回はイグナイターとのハナ争いがどうかだが、どちらも必ずしも逃げなければいけないタイプでもない。今回は初めて背負う59キロがどうか。
 1200メートルで実績を重ねたヒロシゲゴールドだが、1600メートルの南部杯JpnIでも積極的なレース運びで2着と健闘。今回は初めて経験する地方のコーナー4つの1400メートルがどうか。
 昨年秋から短距離で実績を重ねてきたイダペガサスも52キロならチャンスあり。
 メンバー中、唯一のJpnI勝ちがあるワイドファラオに57.5キロは恵まれた感もある。
 ◎6イグナイター
 ○5テイエムサウスダン
 ▲11ラプタス
 △8ヒロシゲゴールド
 △10イダペガサス
 △2ワイドファラオ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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