斎藤修の重賞ピックアップ

【1/23佐賀・花吹雪賞】門別2歳オープン勝ちのアンティキティラ

 売上好調で馬のレベルも確実に上がっている高知から強力な2頭が遠征してきた。
 アンティキティラは門別3勝、ウィナーズチャレンジを勝っての高知移籍。普通なら中央や南関東に移籍するレベルで、何年か前までならこのレベルの馬が高知に移籍することなど考えられなかった。高知転入後は古馬C2戦を連勝。前走C2-1組の選抜戦でも直線3頭の追い比べとなったが余裕をもって抜け出した。遠征での重賞初挑戦となるが、同世代の牝馬同士なら断然の実力といえそう。ダノングッドでゴールドスプリントを制したばかりの多田羅誠也騎手は佐賀で重賞連勝の期待だ。
 もう1頭、高知から遠征はマオノウイッシュで、こちらも多田羅騎手のお手馬。今回は山口勲騎手が手綱をとる。黒潮ジュニアチャンピオンシップは、勝ったマリンスカイから大きく離されての3着だったが、その強敵不在となった金の鞍賞は、同じ3着でも勝ち馬とは0秒4差。ここでも能力上位。
 しかしながら地元のザビッグレディーが2頭の間に割って入る可能性にも期待したい。昨年7月の新馬戦を勝って以降は目立った成績がなかったが、前走佐賀若駒賞は4コーナーで前をとらえての直線抜け出しは圧巻だった。
 その佐賀若駒賞で2着だったサンカハラ、前走ニュースター特選で牝馬最先着の2着だったブルーデイジーらに上位食い込みの余地があるかどうか。
 ◎3アンティキティラ
 ○7ザビッグレディー
 ▲9マオノウイッシュ
 △5サンカハラ
 △11ブルーデイジー
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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