斎藤修の重賞ピックアップ

【2/3姫路・白鷺賞】地元に敵なしジンギ

 安定した強さで兵庫の中距離戦線で絶対的な存在となったのがジンギ。昨年は重賞のみ6戦して4勝。負けたのは、名古屋大賞典JpnIIIで中央馬相手に4着と、六甲盃で船橋のトーセンブルに先着されただけ。それも逃げ馬を負かしにいってうしろから差されたという展開的なこともあった。登録のあった佐賀記念JpnIIIを回避しての地元戦で、目標はこのあとの名古屋大賞典JpnIIIということでは、負けられない一戦だ。
 相手はジンギ不在だった新春賞で、接戦の4、5着だったエイシンデジタルかアワジノサクラか。その新春賞では、スローとみて1周目のゴール板あたりで早めに動いたエイシンデジタルは、4着に負けたとはいえ、勝ったエイシンニシパとはコンマ2秒差。スローペースでは得意の末脚を生かせないと考えての判断は悪くはなかった。アワジノサクラより1.5キロ重かった斤量が今回同斤量となれば、やはりエイシンデジタルが上位。
 兵庫クイーンカップ3着だったユウキラフェールは、その後の2戦とも差のある4着だったが、勝った馬が強かった。古馬重賞では初めての牡馬との対戦でどこまで食い下がれるか。
 エイシンイナズマは新春賞で5着アワジノサクラに半馬身差の6着。そこから3キロ増の定量56キロは楽ではなさそうだが、明けて4歳の成長に期待したい。
 ◎5ジンギ
 ○1エイシンデジタル
 ▲6アワジノサクラ
 △3ユウキラフェール
 △9エイシンイナズマ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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