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【3/27佐賀・はがくれ大賞典】はがくれ4勝目狙うエイシンニシパ

 地方全国交流になった近8年で兵庫所属馬が6勝と圧倒的に強いこのレース。今年も兵庫から3頭が遠征してきた。
 エイシンニシパはこのレース今年で5年連続出走で、昨年まで4回で3勝2着1回。昨年来ほとんど崩れることがなく、地元兵庫勢で先着を許したのはジンギだけ。明けて9歳になったが新春賞では4連覇を達成。このレースでは初勝利となったときのタイムが2分7秒9で、その後の3年は馬場状態にかかわらず2着に負けたときも含めてきっちり2分9秒台で走っている。地元有力馬の2000メートルの近走の走破タイムを見ると、グレイトパールの前走鏡山特別が2分13秒6で、パイロキネシストの3走前雷山賞が2分12秒7。タイム的にも開きがあり、負ける要素はほとんど見当たらない。
 相手にも兵庫勢で、アワジノサクラは新春賞では着順こそ5着だったが、勝ったエイシンニシパと0秒2差。そのときは3.5kgあった斤量差が今回は定量になるので、どこまで食い下がれるか。
 スマイルサルファーは、古馬重賞初挑戦となった昨年末の園田金盃ではアワジノサクラ(5着)に先着しての4着。前走名古屋・梅見月杯は7着惨敗だったが、同じ名古屋1900メートルの西日本ダービーのレースぶりや勝ちタイムを見れば、それが実力ではない。4歳になっての成長にも期待だ。
 ここまで兵庫3頭が印上位。中島記念を勝って、佐賀記念JpnIIIでも地方馬最先着の4着だったグレイトパール、飛田愛斗騎手の手綱で近走好調のアンバラージュらが兵庫勢上位の一角を崩せるかどうか。
 ◎9エイシンニシパ
 ○8アワジノサクラ
 ▲7スマイルサルファー
 △3グレイトパール
 △4アンバラージュ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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