斎藤修の重賞ピックアップ

【4/3水沢・スプリングカップ】寒菊賞勝ちのクロールキック中心も三つ巴

 水沢経験馬で実績最上位はクロールキック。北海道所属として出走した盛岡の南部駒賞では、北海道勢上位独占の2着。移籍初戦となった水沢の寒菊賞は直線突き放しての完勝だった。前走大井のクラシックトライアルは直線失速したが、寒菊賞以来3カ月ぶりの実戦。そこを叩かれての岩手再転入初戦なら上積みも期待できそう。
 門別デビューで、近年2歳馬のレベルも高い高知で4戦2勝、2着2回と結果を残したのがグットクレンジング。金の鞍賞では直線を向いて一旦は先頭も、ファーストリッキーと追い比べとなって惜しくも半馬身差で2着。大井での1戦は結果を残せなかったが、高知での実績を考えれば、ここならあっさりの可能性も。2カ月半ぶりの実戦で仕上がり具合が気になるところ。
 寒菊賞ではクロールキックに4馬身差をつけられて2着だったサンエイブレーヴだが、中団から直線でしっかり伸びていた。冬休み明けの前走が2番手から直線後続を突き放す強い勝ち方で、2歳時より力をつけた。クロールキックに対して逆転までありそう。
 印の順番はつけたが、勝つのはこの3頭のどれか。
 北海道→兵庫で12戦1勝、2着8回というエイシンリュージュ、寒菊賞3着で前走がサンエイブレーヴの3着だったリュウノガルシアらは、上位3頭のいずれかが崩れたときに食い込む余地がありそう。
 ◎1クロールキック
 ○4グットクレンジング
 ▲9サンエイブレーヴ
 △8エイシンリュージュ
 △7リュウノガルシア
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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