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【6/19佐賀王冠賞】復帰2戦目でドゥラリュール

 中央2勝クラスから転入後6連勝で迎えた昨年末の中島記念で1番人気に支持されたドゥラリュールだったが、向正面からずるずる下がってまさかの競走中止。それ以来約半年ぶりの復帰戦となった前走阿蘇山賞は、2番手から3コーナー過ぎで前をとらえて先頭に立つという完全に勝ちパターンかに思えたが、そのうしろでマークしていたパイロキネシストにゴール前で差し切られた。今回は叩き2戦目での逆転に期待したい。
 パイロキネシストの2走前、英彦山特別は、1番人気に支持されるもスローの前残りで中団から迫ったが前をとらえるまでには至らず。それでも続く前走阿蘇山賞では前述のとおりドゥラリュールを差し切って見せた。
 昨年の佐賀王冠賞を振り返れば、逃げたパイロキネシストを好位からドゥラリュールがつかまえに行っての一騎打ちは、ドゥラリュールがクビ差で勝利。今年もこの2頭の勝負となりそう。
 アンバラージュは、前走佐賀ヴィーナスカップでは遠征勢相手に6着だったが、1400メートルは距離不足。一昨年は中島記念を制しており、4月の佐賀スプリングカップでは、勝ったパイロキネシストに1/2馬身+ハナ差で3着があるなど、やはり中距離でこそ能力を発揮する。◎○にどこまで迫れるか。
 英彦山特別で1、2着だったテイエムチェロキー、ゲットワイルドも能力的にそれほど差はない。
 昨年末の中島記念を制したグレイトパールは、今年中距離を5戦して1勝という成績で、負けた4戦はいずれも差のある4着以下。能力が高いのは言うまでもないが、その能力を発揮できる状態にあるかどうか、狙いどころが難しい。
 ◎4ドゥラリュール
 ○1パイロキネシスト
 ▲7アンバラージュ
 △11テイエムチェロキー
 △9グレイトパール
 △3ゲットワイルド
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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