斎藤修の重賞ピックアップ

【7/24盛岡・ハヤテスプリント】末脚勝負ならカプティフ

 1着賞金が昨年までの300万円から今年は500万円にアップしたからかどうなのか、南関東から大挙6頭が遠征してきた。
 カプティフはデビューから一貫して1200メートルを使われてきた(1度だけ1400メートルに出走したが)。その末脚は強烈で、前走優駿スプリントでは4コーナー15番手から馬群の中を伸びて5着。上り3ハロンは当然のことながらメンバー中最速で36秒9。展開に左右される可能性もあるが、行きそうな馬が何頭かいるだけに、ハイペースの末脚勝負に期待する。
 ヒストリックノヴァは、2歳時にエーデルワイス賞JpnIII、東京2歳優駿牝馬でともに2着と世代トップクラスのスピードを見せていたが、3歳になって南関東では5着が最高という成績。ただ重賞を中心に一線級との対戦ばかりなので、相手がかなり楽になったここなら見せ場以上がありそう。
 ミネソタは2走前大井でのJRA未勝利との条件交流では4コーナー6番手から差し切り勝ち。その勝ちタイムが1分13秒3(稍重)で、大井1200メートルで1分12秒台の持ちタイムがある◎○との比較ではやや見劣るが、埋められない差ではない。
 スターオブケリーは、東海クイーンカップでは逃げて2着に粘ったが、前走のじぎく賞では逃げられず11着に沈んだ。2歳時の門別では1000?1200メートルを使われて2勝。1200メートルは門別時代の昨年10月以来になるが、東海クイーンカップで見せたスピードがここでも通用するかどうか。
 オンラインボスも2歳時門別では1200メートル以下を使われ、浦和移籍後に2勝。4カ月ぶりの休み明けとなった前走が、古馬B2B3で勝ち馬からコンマ6秒差の5着は評価できる。あとは昨年9月以来の1200メートルがどうか。
 ◎9カプティフ
 ○5ヒストリックノヴァ
 ▲8ミネソタ
 △7スターオブケリー
 △2オンラインボス
 
 ハヤテスプリントの出走表はこちら

この予想印で投票
斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
この記事をシェアする

他の予想ブログ

地方競馬ブログTOP