斎藤修の重賞ピックアップ

【7/31ばんえい大賞典】重賞実績で重量的にも有利トワイチロ

 2歳シーズン変則三冠を制したキングフェスタは今シーズン未出走。すでにオープン格付けで、もしここに出ていたら710kg。3歳のこの時期でオープンクラスではさすがに厳しいと見ての休養なのだろう。
 トップハンデ690kgがヤマカツエース、ヘッチャラで、それらに対して重量的に有利と思えるのが、セン馬ゆえの10kg減もあって670kgのトワイチロ。とかち皐月賞、とかちダービーはいまひとつの結果だが、2走前の自己条件では障害3番手から抜け出す強い勝ち方を見せている。イレネー記念、ヤングチャンピオンシップでともに2着という世代トップクラスの能力の高さをここで発揮する。
 今シーズン2戦目から5連勝中という絶好調がツガルノヒロイモノ。とかち皐月賞は重量差もあっての勝利だが、とかちダービーはヤマカツエースやヘッチャラなどと10kg差で制した。ここも引き続き10kg差ならチャンスはある。
 ヤマノコーネルは、とかちダービーでツガルノヒロイモノと同重量でそれほど差のない2着。それで今回ツガルノヒロイモノより10kg軽い670kgは恵まれた。
 クリスタルコルドはデビュー以来一度も掲示板を外すことがなく、2歳シーズンの重賞にも皆勤。3歳になってとかち皐月賞、とかちダービーなども、勝ちきれないまでも崩れたことがない。
 格付け上位のヘッチャラ、ヤマカツエースは、重量差を考えると頭まではどうだろう。これで勝つようなら相当の器だ。
 ◎4トワイチロ
 ○2ツガルノヒロイモノ
 ▲1ヤマノコーネル
 △7ヘッチャラ
 △9クリスタルコルド
 △6ヤマカツエース
 
 ばんえい大賞典の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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