斎藤修の重賞ピックアップ

【8/23金沢・イヌワシ賞】初距離でもジュランビル

 白山大賞典トライアルながら6頭立ての少頭数。しかも地元馬は1頭のみで、南関東から4頭、名古屋から1頭が遠征というメンバー。
 ジュランビルは大井転入初戦が園田に遠征しての兵庫サマークイーン賞で5着。スタートでダッシュがつかず後方からとなって、最後の4コーナーでもうしろから3番手という位置取り。うまく内を突き、メンバー中唯一40秒を切る上り3ハロン39秒9で伸びを見せた。芝も含めて経験のない2000メートルという距離が課題となるが、中央ではダートで3勝クラスを勝った実力。その潜在能力の高さに期待する。
 浦和のタカジョーは、重賞初挑戦だったオグリキャップ記念は9着だったが、その後地元に戻って自己条件で3連勝。前走良馬場2000メートルで2分10秒8は、C1クラスとしては優秀なタイム。まだ底を見せておらず、少頭数のこのメンバーなら通用する。
 実績最上位は中央ダートオープン2勝で、3年前のマーキュリーカップJpnIIIでも3着好走があったテルペリオン。ただ一昨年7月に大井移籍後、南関東ではオープンで3着が一度あっただけ。前走金沢スプリントカップでは3コーナー過ぎで先頭に立ったものの、兵庫のハナブサに交わされ3馬身差の2着。2000メートルへの距離延長はよさそうだが、南関東での近走の走りから果たしてどこまで。
 このレース連覇を狙うアイアムレジェンドだが、その後10カ月の休養があっての復帰2戦がいまいち。どこまで復調しているか。
 ◎4ジュランビル
 ○5タカジョー
 ▲6テルペリオン
 △1アイアムレジェンド
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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