斎藤修の重賞ピックアップ

【10/13名古屋・ゴールド争覇】久々のタイトル狙うベストマッチョ

 全国レベルの重賞戦線で、高いレベルで好走を続けているのが、10歳ダノングッド、9歳ベストマッチョ、7歳メイショウワザシ。ここはベテラン3頭の勝負となりそう。
 川崎のベストマッチョは中央オープンからの移籍2戦目だった2020年7月のプラチナカップを勝って以降、勝ち星から遠ざかっているが、今年も兵庫ウインターカップに遠征しての2着があった。その後、休み明けのプラチナカップ4着、アフター5スター賞6着が、ともに勝ち馬から1秒0差だが、両レースとも上位はダートグレードでも勝負になるクラスの馬たちで、ここは相手が楽になった。2年以上ぶりに勝ち星のチャンス。
 それにしてもダノングッドの衰えのない走りには恐れ入るばかり。今年3月には黒船賞JpnIIIで3着。勝ったイグナイター、2着のヘリオスは、先日のマイルチャンピオンシップ南部杯JpnIで、それぞれ4、2着。4着のサクセスエナジーは昨年東京盃JpnIIを制しており、黒船賞はあらためてレベルの高いレースだった。ここ2戦は2着に敗れているが、ともに勝ち馬とは1馬身差で、展開的なアヤもあった。何歳までトップレベルの能力を発揮し続けられるか興味深い。
 中央ではオープン特別を制した実績の大井・メイショウワザシは、笠松のくろゆり賞が重賞初勝利で、佐賀に遠征した鳥栖大賞でも2着。南関東のオープンではやや敷居が高かったようだが、他地区遠征なら十分やれる。
 テルペリオンも南関東のオープンでは苦戦だが、ここ2戦の遠征で活躍の場を見出した感じ。
 地元勢では、岐阜金賞、秋の鞍でともに2着の3歳牝馬コンビーノが、53キロの軽量を生かして上位に食い込めるかどうか。
 ◎9ベストマッチョ
 ○2ダノングッド
 ▲7メイショウワザシ
 △10テルペリオン
 △6コンビーノ
 
 ゴールド争覇の出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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