斎藤修の重賞ピックアップ

【10/2佐賀・九州ジュニアチャンピオン】メンバー中最多4勝のミヤノウッドリー

 佐賀デビュー馬限定の2歳重賞。
 ここまでメンバー中最多の4勝を挙げているミヤノウッドリーを巡る争いとなりそう。ここまで唯一2着に負けた2走前は、馬体太めもあったか逃げ馬をとらえきれず、それでも3着馬には大差をつけた。馬体を絞って臨んだ前走は再び盤石のレースを見せただけに、2走前の敗戦は気にしなくてよさそう。
 イチノコマチはここまで6戦して2勝、2着3回。唯一の着外は小倉芝への挑戦で、地元佐賀では連対を外していない。前走シリウス特別はモーモーレッドに逃げ切られクビ差2着だったが、2走前のJRA認定戦ではミヤノウッドリーに唯一食い下がって2馬身半差2着。その安定したレースぶりを評価する。
 ミヤノウッドリーに唯一土をつけたのがニューホライゾン。ただ続く前走のJRA認定戦では、ミヤノウッドリーに6馬身半ほどの差をつけられ3着に敗れているだけに、再度の逆転まではどうだろう。
 前走シリウス特別でイチノコマチをクビ差でしりぞけたモーモーレッドだが、1400メートルの持ちタイムがそのときの1分32秒9ということでは、ミヤノウッドリーに対抗するには2秒ほどタイムを縮める必要がある。
 勝負はここまで4頭。新馬戦2着のあと初勝利を挙げたシゲルスコーピオン、逆に新馬戦を制したあとの2戦目が2着だったウイニングザソウルらは馬券圏内まであるかどうか。
 ◎7ミヤノウッドリー
 ○6イチノコマチ
 ▲8ニューホライゾン
 △3モーモーレッド
 △4シゲルスコーピオン
 △9ウイニングザソウル
 
 九州ジュニアチャンピオンの出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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